コラム

アドフラウドに負けない!媒体価値を高めるメディア自身のブランディングのススメ

本連載では、マーケターであるSupership広告事業本部のCMO中村とデータテクノロジーカンパニーとしてデータを活用したビジネスを推進するSupershipの各部門長達との対談を通じて、マーケターが注目すべき「データ」を活用したビジネスの可能性について探っていきます。

第3回目となる今回は、Supershipが提供する国内最大級のSSPサービス「Ad Generation(アドジェネ)」を代表してサプライ事業部 事業部長の池田との対談です。

なおAd Generationについては、中の人を代表して文屋が解説しておりますのであわせてご覧ください。
スマホ向け国内最大級SSP 「Ad Generation」の現状と今後の展望について

<デジタルマーケティング最前線>
第1回:マーケターが押さえるべき3つの分析指標
第2回:アドフラウドへの対策とブランドセーフティの未来
第3回:アドフラウドに負けない!媒体価値を高めるメディア自身のブランディングのススメ ←イマココ


池田:私が担当している「Ad Generation(アドジェネ)」は、媒体社(メディア)様向けのアドプラットフォームです。前回はデマンドサイドを担当している佐野と、最近の広告業界で話題となっているアドフラウドやブランドセーフティに関する問題に関して対談されたんですよね?

中村:はい。今回はデマンドサイド(広告主側)でなく、サプライサイド(媒体側)のプラットフォームを担当する池田さんのご意見を伺いながら、私もマーケター側の視点でそのあたりの意見交換ができればと思っています。

池田:本当にたくさんの媒体社様の広告枠をお預かりしている立場としても、我々のプラットフォームを介して広告を出稿してくださる広告主様や広告事業者からの信頼を失わないよう、アドフラウドへの対策や、媒体社様自身のブランドセーフティにはきちんと取り組んでいきたいと思っています。

中村:一言にアドフラウドといっても色々な種類がありますが、媒体社様の広告枠をお預かりするプラットフォームの立場で実際にあった事例などはありますか?

池田:基本的にはきちんと不正媒体か否かの審査をしてからご利用いただいているのですが、一部で巧妙な手口で審査をすり抜けてそういった枠が存在している場合があり、発見次第、即停止措置をすることはあります。いわゆる、機械的に広告をクリックするようなボットを使って不正に広告収益を得ていた典型的なケースなのですが、最近は不正の技術が本当に高度化していて、大量にクリックを発生させるのではなく、自然な感じで毎日一定量のクリックしか発生させないように、我々が気付けないようなロジックで不正に収益をあげてくる手口がトレンドになっています。まさにイタチごっこの最前線です。

あとは、これは悪意があるかどうかは別として、誤タップを誘発するような広告枠の設置の仕方をしている場合もありますので、そうした場合には我々から改善していただけるように直接ご連絡してお願いしています。
我々は媒体社様と広告主様、そして何よりご利用いただいているユーザー様をつなぐ仲介役として、安心してご利用いただけるプラットフォームでありたいので、引き続き注力していきたいと思っています。

中村:不正に広告収益を得るために中身のないダミーとして運用されているような一部の媒体などが存在することで、広告主のデジタル広告自体への信用が失われると、広告主がどんどん減って、結局苦しむのは媒体のほうですからね。

池田:そうなんです。真面目に運営しているメディアさんが損をしないような世界を作って行く必要があります。
我々のプラットフォームの中にそういった媒体が紛れないように、アカウント登録の媒体審査だけでなく、定期的に広告配信が開始した枠の実装状況を運営メンバー側でチェックする体制をとっています。

中村:そうですね。それが業界全体への貢献となるはずです。
池田さんが真面目に運営しているメディアさんが損をする、とおっしゃっいましたが、マーケターの立場から日々思っているのは、メディア自身も広告枠を提供する受け身の立場にとどまらずに、もっと自分達自身で媒体のブランディングをして広告枠の価値を高めてほしいと思っています。

池田:というと?

中村:これはあくまでイメージですが、例えば、東京モーターショーの時期に車に関する記事のビュー数が多いメディアなら、その媒体のユーザーは車に興味を持つユーザーがいるということが予想できるので、モーターショーの時期に車の広告主に対して積極的にそこをアピールすることで媒体価値を高めることもできるでしょう。時間帯でもそうです。洗濯に関する記事が朝に多く読まれる、ということであれば、洗剤の広告を朝に出してもらうように広告主にアピールすることで広告効果も上がるし、媒体価値も上がる、といった具合ですね。

いろんな切り口で自分たちの媒体の価値を見直すことで広告マネタイズの幅は増やせると思います。

池田:なるほど。確かに、我々仲介役の立場としては媒体サイドにそういう特性があると広告主サイド(広告事業者)にアピールしやすくて助かります。

また、広告枠の質を上げていくことも重要で、アドジェネとして注力しています。

誤タップを誘発しないような広告枠設置やユーザーエクスペリエンスを損なうような広告実装をしないよう、媒体社様にはアドバイスさせていただいています。

ユーザーは広告ではなく、その媒体のコンテンツを見にきてますからね。できるだけ広告枠の数は減らしたいです。CMばかり流れるテレビ番組をユーザーは望んでないと思いますし。量ではなく質の高い広告枠だけでマネタイズできる世界を目指しています。

良質な広告枠に良質な広告が配信される。そうすれば、自ずと媒体自体の価値も上がっていくはずです。

ユーザーのストレスが減り、広告主としても広告効果が上がり、効果が良いと広告単価が上がって媒体としても良い。まさに三方良しです。

中村:ユーザーへの配慮、というのがアドジェネらしいですね。
デマンドサイドのプラットフォームとサプライサイドのプラットフォーム、両方を持っているSupershipだからこそ、そういったアドフラウドへの対策に関して技術的にスムーズな連携で対応できることもあると思います。
引き続き、アドジェネとしてはサプライサイドのプラットフォームとしてできる最善を尽くしてほしいですね。

まとめ
媒体価値を高めて広告収益をあげるためにメディア自身がまず自分自身の媒体にいるユーザーを知り、そのユーザーに対してストレスにならないような広告の設置や、興味関心にあわせた広告を配信してもらえるようにブランディングをしていく努力が今後ますます求められていくのではないでしょうか?

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