Interview 17.07.10

アドフラウドへの対策とブランドセーフティの未来 #デジタルマーケティング最前線

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#デジタルマーケティング最前線」では、マーケターであるSupership広告事業本部のCMO中村大亮とデータテクノロジーカンパニーとしてデータを活用したビジネスを推進するSupershipの各部門長達との対談を通じて、マーケターが注目すべき「データ」を活用したビジネスの可能性について探っていきます。

第3回目となる今回は、Supershipの広告主向けのデジタル広告配信プラットホーム「ScaleOut DSP」「AppVador」などのプロダクトを統括する、デマンド事業部 部長 佐野宏英との対談です。
今回は、デジタル広告配信における最新トレンドや今後について語ってもらいました。

なお、ScaleOut DSPについては中の人を代表して冨田が解説しておりますのであわせてご覧ください。
国内最大級の「ScaleOut DSP」って何がスゴイの?中の人が真面目に解説

中村:私、前職でSupershipのScaleOutを広告主として利用していたことはあったんですよ。自分で直接管理画面をみるところまではしていなかったですが、分析までしっかりレポートを作ってくれるなぁと感心していました。

佐野:ご利用ありがとうございます!(笑)

中村:広告主の間で最近特に話題となっていることといえば、「アドフラウド」とか「ブランドセーフティ」といったような、健全な広告配信への動きですよね。

佐野:今、どこのカンファレンスに行ってもそういったキーワードがテーマになっていますよね。これまではいかに適切な“人”に広告を届けられるかにフォーカスしてリターゲティングの精度をあげる方法が注目されてきましたが、BOTをつかって不正に誰も見ていない広告を表示させて広告料をかすめ取るようなアドフラウドの問題が出てきてからは人よりもいかに適切な“枠”に広告を表示できるかに注目が集まっていると思います。

参考:昨年の米国企業のレポートによるとアドフラウド(広告詐欺)による被害額は1,800億円にも及ぶとのことでIABからも注意喚起が行われました。

佐野:我々プラットフォーマー側としても不正に気づいたら都度ブロックするなどの対策は行ってはいるんですが、ボットネットは日々新しいものが生まれていますので、結局はイタチごっこになってしまいます…。
世界から犯罪がなくならないのと同じように、アドフラウドも完全になくすことは正直難しいと思います。

中村:日々、悪と戦っているというわけですね(笑)

(キリッ)

佐野:AppVadorでは先日、VPAIDというビューアビリティ(可視性)の計測が可能となるAPI規格での動画広告配信に対応しました。これは広告主が動画広告を出稿する際に、広告がちゃんと見られたかをサードパーティ製のツールを使って公平に計測できる規格なのですが、こういった不正への対策をプラットフォームが積極的に取り組んでいくことが必要だと思います。不正は不正ですから、本来であれば広告主が追加の費用を負担せずとも対策がなされている状態が健全と言えるのではないかと思います。

中村:アドフラウドへの対策と同じくくらい、ブランドセーフティへの取り組みも重要ですよね。プログラマティックな広告配信が進んでデジタル広告配信は便利になった反面、どこに広告が表示されているのかがブラックボックスになりがちなところがありますから。

佐野:配信先が開示されない、つまりどこに出るかわからないような広告は出さないように選択していくべきでしょう。
我々プラットフォーム側でも、薬物関係やアダルトサイトで使用されているようなキーワードをブラックリスト化して、検知したらすぐに配信面から排除するといったような対策は行っていますが、そもそも、どんな媒体に広告が表示されているかは広告主(代理店)側でもできる限り把握する、という意識を持ってもらえるといいと思います。例えば4マス媒体への出稿で、どこに掲載されたかわからないなんてことは起こらないはずですよね。それがデジタル広告では当然のように起こってしまう。これは非常に大きな問題と思います。

中村:広告配信プラットフォーム側も、広告主側も両者が「アドフラウド」や「ブランドセーフティ」への意識と対策が迫られている時でしょうね。今後はどんな広告配信がトレンドになると思いますか?

佐野:広告主に限らず、ユーザーのことも考えた広告配信に注目されていくんじゃないかと思っています。

中村:というと?

佐野広告を出す側も、視る側も、広告が「邪魔なもの」じゃなくなる未来が来るといいなと思ってます。たまにFacebookのタイムラインで普通に興味深い動画広告が流れてくるんですが、ああいうのって、もちろんクリエイティブによりますが、広告というよりもコンテンツとして別に邪魔じゃないんですよね。然るべき人に対して、然るべき枠に広告を流すのが今のトレンドですが、その先は、然るべきフォーマットでコンテンツとして価値のある広告を届けることができるように、ユーザーのことを考えた配信を行うことで、結果的に広告主にとっても良い結果になる、という循環が生まれていくような気がします。そうなって欲しいし、モバイルサイトで最近良く見かける誤タップ誘発を目的としたバナー広告などは淘汰されるべきだと考えています。

中村:確かに。既に盛り上がってますが、今後は動画とかネイティブ広告がますます増えるでしょうね。

佐野:うちのサービスポリシーでもあるのですが、広告主も消費者も、両方がもっと”HAPPY”になるようなプラットフォームとして、今後もそこは目指していきたいですね。

まとめ
プログラマティックな広告配信が進んでデジタル広告配信は自動化していく一方で、どこに広告が表示されているのか把握できないリスクをマーケターはしっかりと理解しなくてはいけません。
また、我々プラットフォーム側も、安心してご利用いただけるような透明性の高い広告配信サービスを今後も提供していきます。
ScaleOut
ScaleOut 「ScaleOut(スケールアウト)DSP」は、独自データを活用した高精度なターゲティング配信や媒体開示型の詳細なレポーティング機能によって、より効果的、効率的な広告運用を多様な広告フォーマットにて可能にする広告主向け配信プラットフォームです。不適切な枠からのリクエストや広告効果が見込めないフィラーを定期的に排除するモニタリング機能や、コンピュータのボットプログラムによる不正広告の検知機能によるアドフラウド対策に積極的に取り組むことで、高度なブランドコミュニケーションにご利用頂けるサービスを提供しています。

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