プロダクト

急成長し続けるデータ活用ビジネス市場と最新マネタイズ成功事例3つ #Fujitsu Insight 2017講演レポート

11月29日に開催された富士通株式会社主催のデジタルマーケティングに関するカンファレンス「Fujitsu Insight 2017 –デジタルマーケティング-」にて、広告事業本部 デマンド事業部 ビジネス開発部部長 小林賢太朗が登壇したデータを活用したビジネス開発事例に関する講演のレポートをお届けします。

なお、Supershipでは富士通株式会社のプライベートDMP 「DMPインテグレーションサービス」とSupershipの「ScaleOut DSP」との連携において、データを活用したビジネス開発を支援しております。

参考プレスリリース:「ScaleOut DSP」が富士通の 「DMPインテグレーションサービス」と連携

<カンファレンス概要>
タイトル :Fujitsu Insight 2017 –デジタルマーケティング-
• 会期 :2017年11月29日(水) 10:00~18:00
• 会場 :ベルサール東京日本橋
• 来場者数 :1,400名以上
URL:http://forum.fujitsu.com/insight2017/

<講演タイトル>

データ活用ビジネスの最前線~アドテクノロジーを活用した、データマネタイズの最新活用事例のご紹介~

<登壇者紹介>

Supership株式会社 広告事業本部デマンド事業部ビジネス開発部部長
小林 賢太朗

自社データ・クライアントデータを活用した新規ビジネスの企画~営業企画、運用体制構築までの総合コンサルティングを行う。大手総合通販会社、各種メーカー、大手Webメディア等、幅広い業種のクライアントを担当。


Supershipでは、広告主と媒体社それぞれに向けた広告配信プラットフォーム(SSP・DSP)の開発・運営や、これらのプラットフォームのデータ基盤となるDMPの構築も行っており、これらのサービス提供により培った高度なアドテクノロジーを活用することでクライアント様のデータを活用したビジネス開発をこれまでも行ってまいりました。

今回は複数の事例のなかから、データ活用ビジネスの参考事例をいくつかのパターンでご紹介したいと思います。

具体事例に入る前に、まず大前提として、我々がデータ活用ビジネスをなぜ推進しているのかという点と、どのような方法でそれを実現しているかを簡単にお話しします。

クライアント様が抱える悩み2パターン

これまでいろいろなクライアント様とお話してきたなかで、データ活用に悩んいるクライアント様には大きく2つのパターンがあると思っています。

 

1つは自社データの蓄積が進むも、データを活用したマネタイズの形が未だできていないパターン。

2つめは外部の配信プラットフォームに依存し、広告コストが高止まり、柔軟な配信ができていないパターンです。

自社のデータ活用に関して、少しでもこれらに思い当たる場合は、ビジネスチャンスがあると考えていいただければと思います。

急成長し続けるデータ活用ビジネス市場


2012年から2017年にかけて、データを活用したマネタイズ市場は右肩上がりに伸びています。
その中でも、圧倒的な市場シェアを占めるのが運用型広告によるもので、この市場はまだまだ成長しつづけています。我々もデータ活用ビジネスに携わる身として、その勢いを強く実感しているところです。

OEM提供によるデータ活用

運用型広告ビジネスを行うためには大きく3つのプラットフォームが必要となります。
1つめは、DSPなどの広告を配信するプラットフォーム。2つめはSSPなどの広告を管理するプラットフォーム。3つめがDMPなどのデータを管理するプラットフォームです。
広告配信テクノロジーは非常に複雑化されており、日々新たな技術が生まれ、進化を続けるこれらのシステムを、ゼロから構築しようとしても、資金力や開発工数的に現実的ではありません。
そこで弊社では、こうした広告配信に必要なプラットフォームをクライアント様名義でご利用いただけるようOEMでご提供しています。

昨今、SNSでの炎上リスクなどから、顧客データの取扱いに敏感なナショナルクライアント様などにとっては、自社名義のオリジナルシステムを構築する需要は非常に高いようです。

これにより、クライアント様は、代理店を通さずに自社で直接販売した広告案件を、自社のデータだけでなく、Supershipが保有する国内最大級の高精度なオーディエンスデータと掛け合わせ、きめ細やかなオーディエンス設計によって効率的な広告配信をすることが可能となります。また、こうして配信した実績データを蓄積させ、分析した結果から配信効率を上げることで、データ資産を増やすだけでなくノウハウの蓄積によりさらなるマネタイズと広告最適化につなげていただくことが可能です。

重複となりますが、このようにクライアント様のデータ資産に新たな価値を生み出し、ビジネスを展開していただく支援をするのが我々ビジネス開発部のミッションなのです。

こうした前提を踏まえていただいたうえで、本日の本題となるOEMによるお取り組み事例を3つ、ご紹介していきます。

<事例1>SSデータの活用による既存ビジネスの拡大

まずひとつめは、クライアント様のデータとSupershipのデータの掛け合わせにより、既存ビジネスを拡大させた事例です。

同社では、幅広い事業展開により蓄積した国内最大規模の会員登録データ、ECを中心とした興味関心データ(閲覧・購買履歴)、ブランドのセールスチャネルを活用した広告事業を展開していらっしゃいました。

しかし、PC向けのサービス・事業に強みを持っていた反面で、スマートフォン領域のデータ不足や案件獲得・広告運用ノウハウに課題を持っておられました。

そこで、スマートフォン領域のデータを拡充することで、ビジネスの幅を広げるべく、スマートフォン領域のデータに強みを持つSupershipのデータとソリューションを活用したビジネス開発を行いました。

Supershipの広告配信プラットフォームをOEM提供し、スマートフォン領域のデータに強みを持つSupershipDMPでデータを拡充させ、これらのシステムの運用ノウハウを総合的に支援することで、PCだけでなくスマートフォン領域においてもビジネス領域を一気に拡大することに成功し、現在も順調に売上規模を拡大されています。

【クライアント様の課題】
①スマートフォン領域でのデモグラフィックデータ不足
②スマートフォン領域での広告運用ノウハウ不足
【Supershipが提供したもの】
①スマートフォン領域に強みを持つSupership DMPのデータ利用環境
②広告配信プラットフォームのOEM提供
【Supershipとの取組で実現できたこと】
①スマートフォン領域でのデータ拡充
②スマートフォン領域での広告配信ノウハウの習得

<事例2>自社広告出稿でのデータ利活用促進

2つめの事例は、自社広告出稿でのデータ利活用促進のお取り組みです。
同社では非常に幅広い領域で事業を行っていますが、各事業・サービスごとでユーザーデータが分断され、プロモーションに上手く活用されていないという課題がありました

しかし、横断されてしまっているユーザーデータを統合させることができれば、自社ブランドへの興味関心層への効率的なアプローチの実現により、LTVを向上させることができるうえ、特に上場企業が敏感になることの多い広告予算のキャッシュアウトの抑制ができます。

そこで、Supershipではクライアント様の課題を解決すべく、各領域のデータをまとめるDMPをOEMにてご提供いたしました。
同時に、DMPにて集約した各領域のデータを分析する環境とノウハウの支援を行ったことで、広告配信を最適化し、既存顧客のLTV向上とエンゲージメントの高い見込みユーザーの新規開拓に成功しました。

Supershipデータを掛け合わせたプロモーションを行ったところ、自社データのみで配信したときにはリーチができていなかった属性のユーザーを新たに獲得することができたうえ、クライアント様のサイトに遷移したユーザーの30%近くが価格比較サイトなどからの広告流入であったことから、購入検討層の質の高いユーザーへのリーチに成功しました。
さらに、こうした広告配信実績から、配信前後でサイトに流入したユーザーの属性を比較し、得られたデータからより広告配信の最適化を行うことも可能となりました。

【クライアント様の課題】
①各事業領域のデータが統合されていない(非効率な広告配信)
②自社グループ内での広告運用ノウハウ不足
【Supershipが提供したもの】
①国内最大規模のSupership DMPのデータ提供
②広告配信プラットフォームのOEM提供
【Supershipとの取組で実現できたこと】
①自社グループデータの統合管理
②自社グループ内でのデータ利用の促進
③自社グループデータの利用効率の上昇

<事例3>代理店ビジネスの拡大

最後にご紹介する事例は、テレビCM、ラジオ、雑誌、新聞・折込チラシなど幅広い領域にて代理店ビジネスを行うクライアント様の事例です。
このクライアント様では、従来取り扱っている新聞・折込チラシ領域がダウントレンド傾向にあるなか、具体的な解決策が見つかっていない点に課題を持っておられました。

とはいえ、これまでの長い歴史で培ってきた新聞、折込広告の販売ルートや独特の提案ノウハウなど、せっかくの貴重な資産を活かさないのは非常に惜しいうえ、この資産をWeb領域で活かせれば、事業としての成長はさらに伸びていくと考えておられました。

そこで、弊社では郵便番号データを活用した、Web広告メニューをOEMにより提供いたしました。

Supershipでは、商業圏に居住するユーザーへ、郵便番号単位で最適な広告メッセージを届ける、折込チラシに代わるデジタルのチラシのような郵便番号ターゲティング広告配信技術と、それを実現するための国内最大規模の非常に精度の高いオーディエンスデータを保有しております。

こうしたSupershipの技術とデータをクライアント様にご提供したことで、ダウントレンド傾向であった既存の新聞の折込チラシをデジタルシフトさせることに成功し、クライアント様の代理店ビジネスを更に拡大することに成功しました。

【クライアント様の課題】
①歴史と実績はあるがダウントレンドとなってしまった新聞・折込チラシ領域の広告代理店事業への対策が見つからない
【Supershipが提供したもの】
①国内最大規模のSupership DMPのデータ提供
②郵便番号ターゲティング広告配信技術
【Supershipとの取組で実現できたこと】
①各営業担当の売上単価の向上
②現在の事業モデルのデジタルシフト化

お取り組み実績が増える中で感じたこと

以上、3つのお取り組み事例をご紹介いたしましたが、これまで100社以上のクライアント様とこのようなお取り組み実績を作ってきたなかで感じたことがあります。

自社データの活用先が外部への広告販売であっても、自社広告であっても、

自分たちのデータだけでビジネスをしようとすると、すぐに限界が来てしまう。

ということです。

なぜなら、データ量やバリエーションなど、自社のデータだけではそもそものデータ量が足りないうえ、どうしてもデータの種類に偏りがでてしまうからです。

自社データを活用したビジネス開発にご興味のある方は、弊社の保有する国内最大級の高精度なデータと高度なアドテクノロジーによって構築されたシステムを活用し、安心のコスト設計とセキュリティ体制により、クライアント様にあわせた最適なマネタイズ方法をご提案いたします。

自社データの蓄積が進むも、データを活用したマネタイズの形が未だできていない企業や、外部の配信プラットフォームに依存し、広告コストが高止まり、柔軟な配信ができていないなどのお悩みを抱えているご担当者様は、ぜひ一度Supershipまでお気軽にお問い合わせください。

本日はご清聴ありがとうございました。


レポートでは書ききれなかった各事例の詳細なデータは以下のお問い合わせフォームよりSupership ビジネス開発部までお気軽にお問い合わせくださいませ。

<こちらもオススメ>
楽天×Supershipの「IDで生き抜くマルチデバイス時代のデジタルマーケティング」講演レポート

そもそも「OEM」ってなんの略…?ScaleOut DSPの中の人がわかりやすく解説

PAGETOP