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転職支援サービスってどう使う!? 転職エージェント× 「DIGROW」プロデューサー “ぶっちゃけ”本音対談

「求職者がプラットフォーム上でエージェントや採用企業を“オーディション”する」という、今までに無かった仕組みが注目を集める“新感覚”転職支援サービス「DIGROW(ディグロウ)」。

5月のローンチから8ヶ月、エージェントはどのような点を評価し、どのような展開へ期待を抱いているのか?
サービスプロデューサーのSupership 藤井と、いつもサービスをご利用いただいているエージェント様との“ぶっちゃけ対談”で紐解いていきます。(以下文中敬称略)

<参加者>
・アドバイザリー・アンド・ビヨンド株式会社 代表取締役 船城 謙二郎
・Supership株式会社 ビジネスイネーブルメント事業部 コンシューマサービス企画部 推進G GL 藤井 康介

「DIGROW」とは

対談の前に、Supershipの“新感覚”転職支援サービス「DIGROW」についてご紹介します。

▲「DIGROW」サービスの流れ

DIGROWに登録する求職者は、はじめに、「希望条件」「職務経歴」「転職で叶えたいこと」等を入力します。それをもとに、転職エージェントが一人ひとりに合ったスカウト(求人提案)をします。

スカウトを受けた求職者は、プラットフォーム上でエージェントに求人内容についてさまざまな視点で質問をします。求職者は、エージェントとのやりとりを経て、相性が良いと感じたエージェントを選んで面談を申し込み、対面での求人応募への手続きへと進みます。

求職者がエージェントをプラットフォーム上で「オーディション」する仕組みや、これまでは面談の場などクローズドな場で行われていたやりとりが、誰でも見られるようになっている点が特徴です。

※「DIGROW」の詳細についてはSuperMagazineで公開した記事もご参照ください。
求職者×エージェントを“オーディション”でつなげる 〜新感覚転職支援サービス『DIGROWエージェント』の秘密に迫る〜

「対話型」で人材エージェントのスキルをアピールできる場に

–サービス開始から8ヶ月ほど経ちましたが手応えなどはいかがでしょうか。

Supership株式会社 ビジネスイネーブルメント事業部 コンシューマサービス企画部 推進G GL 藤井 康介

藤井 検索からのアクセス数が毎月120%ほど伸び続けています。特に、Google検索では、「転職エージェント」が含まれる一部の検索ワードにおいて、検索結果の1ページ目に表示されるようになるなど、ユーザーニーズの高まりを感じています。

もう一つ、手応えを感じたことを挙げると、リリースした当初は、大手の人材紹介会社への導入に苦戦しましたが、去年の10〜11月くらいから規模を問わず幅広い人材紹介会社の参画が決まるようになってきたという点があります。

私自身、このサービスを立ち上げた時の思いとして、エージェントと求職者の出会いのポイントが“一方的に送りつける”スカウトメールが主流となっているのはお互いにとってベストではないと感じていたことがあります。
また人材紹介会社も2万社を超えるなど年々増加している中で、しっかりと個々のエージェントの介在価値をアピールできる場所を提供して、人材業界全体を盛り上げていきたいという考えがありました。

▼サービスローンチのプレスリリース
Supership、“オーディション”で求職者とエージェントのより良い出会いを支援する転職サービス「DIGROWエージェント」を開始
https://supership.jp/news/2018/05/24/2000/
–船城さんは去年の11月からDIGROWを利用されているということですが、利用しようと思われた理由を教えてください。
 

アドバイザリー・アンド・ビヨンド株式会社 代表取締役 船城 謙二郎 様

船城 私はもともと、日本やアメリカでIT・会計などのコンサルティングを行ってきました。人材紹介業を新規事業として立ち上げたのは最近で、まだ1年も経っていません。
そうした中で、スカウトメールを求職者へのコンタクトとするような既存の転職支援サービスですと、人材エージェントとしての自分の価値をアピールするのが難しいと感じていました。

そこで「対話型」のサービスである「DIGROW」を知って、試してみようと思ったのがきっかけです。

–既存の集客施策に対して課題を抱えていたということでしょうか。

船城 課題と言いますか、私が他のエージェントと差別化できる点は、ITや会計などの業界知識やコンサルテーション力なので、そこをアピールするのは既存サービスだと不向きだと感じていました。

すでに知名度のあるサービスでは、やはり、マンパワーがかけられ、人海戦術で求職者へアプローチができる大手の人材紹介会社のほうが有利で、弊社のような新規参入組は競争力で劣ってしまいます。

またコンサルティング業も並行して営む中で、求職者のなかでもご紹介する企業にマッチした方に“狙いを絞って”効率的にアピールしたいという考えもあったので、そういった点では「DIGROW」は非常に向いていると感じました。

藤井 先ほど船城さんがおっしゃったように、このサービスは「対話型」であるという点がほかのサービスと大きく違っています。

求職者が能動的に動いてエージェントにリクエストを投げ、エージェントがスカウトし、その求人自体やエージェントに対して質問のやりとりがなされ、それが蓄積されていくという流れです。

この一連の対話をプラットフォームを活用するすべてのユーザーにオープンにしてコンテンツとして残していくことで、人材紹介会社が持っている「エージェントとしての定性的なスキル」をアピールすることができます。特に中小規模の人材紹介会社のブランディングに活用してほしい、という思いでこの機能を提供しています。

オープンなプラットフォームで“情報の非対称性”の解消へ

–これまで面談などクローズドな場で展開されていた求職者とのやりとりが、誰でも読めるようになることに抵抗はなかったのでしょうか。

船城 抵抗は特に無いですね。エージェント相互での閲覧も可能なので、フェアな機能だと思っています。

オープンにしたくない、という意味ではありませんが、求職者のパーソナルな部分や求人の機密情報にあたるものなど、センシティブな情報を扱う際にはもう少しクローズドな話ができるダイレクトメッセージ機能のようなものもあるとより便利かもしれないですね。

藤井 私も、やりとりをオープンにしてはいるものの、人材紹介会社が求人の機密情報を抱えてらっしゃることは理解しております。

どちらかというと、それに引っ張られる形で非公開になっている「公開してもいいはずの情報」をオープンにすることに価値があると思っているので、主に機密情報をやり取りするような想定でのダイレクトメッセージ機能をまさに今検討しているところです。

–オープンになっていることで、他のエージェントさんのスカウトも見れますが、そこから影響を受けることはありますか?

船城 他のエージェントがスカウトしているもので、求職者へあまり響いていないものは参考にしています。反対に、刺さっているものについてもやり取りを追って参考にしています。

–サービス立ち上げ時に「“情報の非対称性”(※)を解消したい」ということも提唱されていました。

(※ 情報の非対称性・・・市場において、売り手と買い手の双方で情報や知識の共有ができていないこと)

藤井 求職者が情報収集をする際に、主な情報源となるのは「企業の求人情報」と「口コミサイト」の2つだと思います。求人情報を見ると、企業の良いところがわかりますが企業にとってネガティブなことは書かれていません。また口コミサイトでは社員の本音がわかりますが、ネガティブな投稿が中心になります。求職者は社内で生き生きと働いている人の声が知りたいと思うのですが、そういった情報にはなかなかたどり着けません。

この問題に対し、第三者という立場で、良い情報も悪い情報もフラットに伝えられる存在がエージェントであると考えています。DIGROWを使うことで、求職者に、より企業への理解が深い良いエージェントに出会って欲しいと思っています。

ただ、先ほど船城さんがおっしゃっていたように、センシティブな情報のやり取りがしづらい点など、コミュニケーションをとる上でのストレスを私たちが与えてしまっている面もあるので、そこは我々がさらなるサービスの改善を進めなければいけない点だと考えています。

DIGROWならではのユーザー層とは?

–DIGROWの求職者ユーザーについて、他のサービスと比較しての特徴はありますか?

船城 スカウトへの返信率が非常に高いと感じています。他のサービスだと20代の求職者の返信率は1%ほどだと思いますが、DIGROWでは10〜20%くらいの返信があります。

その中でも、「良いスカウトや案内が書けたな」「上手くアピールできたな」と思った時は、返信率が50%以上になったりします。そういった意味では、DIGROWを使っているユーザーはちゃんと見てくれているという実感があります。

藤井 他社のスカウトサービスですと、会員登録をしてスカウトを待つという行為から始まっているので、基本的には受動的なスタンスなんですよね。DIGROWに関しては、エージェントをしっかり選ぼうというメッセージでマーケティングをしているので、ちゃんと転職を成功させようという思いでしっかり情報を調べていたり、色々なサービスを並行で使っていたりと、そういった感度の高い求職者が入ってきてくれているのかなと思いますね。

船城 私がお会いした方では、他のサービスには登録していないけど、SNSで広告を見かけてDIGROWに登録した、という方もいらっしゃいました。そういう意味でも他の媒体とは層が少し違うのかなと思います。

–面談したあとの求職者のサポートという点では他のサービスとの違いはありますか。

船城 コミュニケーションが長く続く方が多いですね。今までDIGROWを活用したなかでは途中で一方的にやり取りが途切れるようなことはありませんでした。理由は色々あると思いますが、大きな要素としては求職者の依頼に合わせたスカウトやサポートをしているので、そこで転職に向けたパートナーとしての信頼関係ができているからだと考えています。

利用者が増えても「良いエージェントが目立つ世界」へ

–DIGROWを使うことで、事業のプラスにはなっていますか。

船城 今までアプローチしにくかった層、返事がもらえなかった層にアプローチできているという点では、もちろんプラスになっています。

とはいえ、求職者自体の数が他社のサービスと比べるとまだ多くはないので、DIGROWだけを求職者との接点にするには難しいと感じます。今のところは補完的な立ち位置で活用しているなかで、非常に価値が高いと感じています。

一方、求職者が多く集まりエージェントも増えてくると、強みである「返信率が高い」という点が成り立たなくなってしまうのでは?とも思っています。1人の求職者さんに対してエージェントからスカウトが100件並べば、当然競争も激化します。

藤井 そこについては色々と考えているところがあります。まず、“一人の求職者にスカウトが数百件届く”ことは、求職者様にとって取捨選択をしていくのが負担になってしまうので避けたいと考えています。そのために、例えば「スカウトは10件までしか受け付けません」といったふうに求職者に上限を設けてもらうのも一案かと考えています。

あわせて、人材紹介会社の評価機能も実装しようと考えています。評価というのは、求職者からの評価だけではなくて、スカウト数や面談成約数、Q&Aのやりとりの数など、そういった定量的なものを基準にしたスコアを設ける想定です。求職者は「スコアX点以上のエージェントさんしか受け付けません」というフィルタもかけられる形にしたいと考えています。

船城 なるほど。とはいえ、やはりエージェントが増えてくると競争が激しくなるだろうなという気はしています。

藤井 そうですね。競争は激しくなると思いますし、激しくなったほうが良いと考えています。今までのスカウトの世界では、画一的な情報の中で良いエージェントが他のエージェントとの違いをアピールする事ができず、埋もれてしまう事が課題でした。船城さんのように、しっかりと求職者さんに向き合っていただければ問題ないと考えています。理想としては「良いエージェントさんが目立つ世界」を目指しています。

“思い”を持って求職者をサポートできる場であり続けてほしい

–今後のDIGROWについて、どのように成長していってほしいと思いますか?

船城 様々な成長の方向があるとは思いますが…規模が大きくなっても今のサービスポリシーや理念は変えないで欲しいですね。また、エージェント側が強みをしっかりとアピールできるサービス設計に利点を感じているので、今後サービスが大きくなってもそういった点は継続していただきたいと思っています。

藤井 フィルタ機能を実装するなどして、エージェントが増えても求職者や人材紹介会社にストレスがないような作りにはしなければいけないと思っていますし、ユーザーの集客も頑張らなくてはいけないと思っています。

加えて、DIGROWを利用しているということが良いエージェントの目印のようなものになれば良いと思っています。「オープンな環境でサポートすることに同意していただいたエージェントである」ということが1つの指標のようなものになると嬉しいですね。

–このサービスで人材業界をより良くしたい、といった思いもあるのでしょうか。

藤井 ありますね。個人的に、求職者がキャリアを考えるうえで、もう少し個々の転職やキャリアに関するリテラシーを上げていく必要があると考えています。テレビ番組で紹介されるような“生きていく上での豆知識”はみんな知っているのに、キャリアのことになると途端に分からなくなる、というのは課題だと思っていて、そこについては教育なども改善する必要があると思いますが、一番手っ取り早いのは良いエージェントさんに相談することだと思います。自分のキャリアについて悩みを抱えている方にはより良いエージェントさんに出会ってほしいと思いますね。

船城 私自身、大学時代は就職氷河期と言われた時期で、就活では厳しい結果が続いていました。そうした中でも、自分のポテンシャルはもっと高いはずだと頑張っていたのですが、そこで良いエージェントに出会えていれば楽だったなと今では思います。

そういった思いがずっとあった中で、色々な人を助けたいと人材紹介会社を始めたのですが、いざやってみるとその思いはなかなか求職者には理解してもらえないんですよね。ですので、求職者にしっかりと向き合ってサポートができる場があるのは非常に良いことだなと思っています。


対談の中では、普段サービスを利用している中で不便に思っていることについて、藤井が船城さんからヒアリングをするといった場面もみられました。

DIGROWでは、エージェント様や求職者様からの声を元に、ローンチ後も日々絶え間なくサービスの改善を進めています。

より良いエージェントに転職活動をサポートしてほしいという求職者様や、自身の強みをアピールして求職者集客につなげたいエージェント様は、DIGROWをぜひお試しください!

DIGROW

「DIGROW(ディグロウ)」は、求職者がオーディションを通じて相性の良い転職エージェントや採用企業を選ぶ新しいスタイルの転職支援プラットフォームです。

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