セミナーレポート

Supership広告事業の“これから”を語る〜「Supership Product Live 2018」レポート〜

Supershipでは、いつもお世話になっている広告代理店の皆さまをお招きし、Supershipの広告事業についてより深く知っていただくためのセミナーを、東京・大阪・福岡の3都市にて開催いたしました。
この記事では、7月20日に東京・南青山のSupership本社で行われたセミナーについてレポートいたします。

セミナーの様子

Supershipは、デジタル広告の可能性をより追求していきます

▼Supership株式会社 執行役員 マーケティング事業本部 本部長 宮本 裕樹

まずはじめに、執行役員でマーケティング事業本部長の宮本 裕樹より、Supershipの広告事業のこれまでと、今後の展望についてお話させていただきました。
DSPやSSP、動画広告など様々なソリューションをもつ企業がジョインし、豊富で正確なデータを活用することで成長してきたSupershipは、マス広告からのデジタルシフトが本格的に進んでいく今後に向けて「デジタル広告の可能性をより追求していく」ことを目指していきます。
また、アドプラットフォーム領域においては、グループ会社でアドベリフィケーション事業を展開するMomentumとの連携もさらに強固にし、追加費用や煩雑な手続き無しに安全性を保持することができる体制を整え、安心・安全な透明性の高い広告配信を行うことで社会的な問題にもなっている違法サイトへの広告掲載や不正広告などの業界課題の解決にも挑んでまいります。

顧客起点のマーケティングをデータで実現

▼Supership株式会社 執行役員 マーケティング事業本部 CMO 中村 大亮

続いて、マーケティング事業本部でCMOを務める中村 大亮より、Supershipが行うデータマーケティングについてお話しいたしました。

昨今のマーケティングを取り巻く環境や、必要となるデータ・アセットは非常に複雑化しており、大手メーカーなどでマーケティングを専門に行ってきた中村は、それを強く実感してきたと語ります。

顧客に商品を購入してもらうためにマス広告を打つ、というこれまでの考え方から一転し、デジタルメディアやソーシャルメディアが勃興している昨今では、(広告も当然トリガーになるものの)商品を購入してそれを体験し、自分が持っていた課題や期待値に到達しているかで再購入が決まる、という風潮になったことで、顧客起点のマーケティングが重要視されています。


つまり、商品を購入してもらう、という1点だけでなく前後のタッチポイントやどのようなモーメントがあるのかを含めて統合的な顧客体験の価値向上が求められるようになっており、それを実現するために多くのソリューションも出てきたことで、マーケティングが非常に複雑になっているように見えるのです。

顧客体験価値の向上には、消費者がある商品やサービスについて認知し、購入(利用)からその後の再購入に至るための流れを可視化した意味のある「カスタマージャーニー」を把握する必要があり、マーケターにはこの一連の流れを描くスキルが求められます。

その一方、アメリカでは“6割超の企業がカスタマージャーニーマップを取り入れてマーケティング活動を行っているものの、それを描けるマーケターは全体の5%しかいない”という調査結果があるなど、消費者の行動が多様化しているにもかかわらず、勘や経験だけを頼りにマーケティング活動を進めているマーケターも多いことが見受けられます。

こうした中で、消費者の行動パターンではなく、「無関心」(“問題を認識していない”状態)から、「試用・購入」(“商品を買わない理由が無い/最良の選択であると感じる”状態)、「推奨」(“期待を超える便益・機能を実感する”状態)まで、消費者の態度変容を引き起こす知覚刺激に着目し、ステージに応じた施策を行うための設計図を描くのが、今年6月にSupershipのマーケティング顧問に就任した音部 大輔氏(Coup Marketing Company)が考案した「パーセプションフロー・モデル」です。

このモデルを活用したマーケティングに、データで貢献するのがSupershipのDMPです。

豊富なデータを広告配信に活かすことにとどまらず、広告主のプライベートDMPなどと連携し、顧客の分析を行うこともできます。

例えば、自社サイトに訪れるユーザーについての属性が知りたい時に、自社のデータとSupershipのDMPを連携させることでそのユーザーの行動特長から「20代後半・女性・美容カテゴリーに関心が高い」などといったペルソナを導き出すことができます。

これらの分析をコミュニケーションターゲット像が明確になるまで進め、その分析で抽出したセグメントをDSP「ScaleOut」、「LINE」といったプラットフォームを通じて広告配信し、更にデータ分析によってプロセスを改善していくことでより効果的なマーケティングを推し進めることができます。DMPを導入いただいた案件の中には、CPAが50%以上も改善したという事例もあるということです。

※パーセプションフロー・モデルを使ったSupershipのデータマーケティングについては、こちらの記事でご説明しております。

無価値なインターネット広告取引をゼロにする

▼Momentum株式会社 代表 高頭 博志
 

続いて、Syn.グループでアドベリフィケーション事業を展開するMomentumの代表、高頭 博志が登壇いたしました。

2014年からアドベリフィケーション事業に取り組み、国内では随一のナレッジを保有しているMomentumの代表、高頭は昨今の国内のアドベリフィケーションに関して“計測”から“Execution(実行)”へと移っていると語ります。計測だけでなく、その先の実用的なソリューションが求められているフェーズにきているということです。

Momentum社では、以下の3つのステップで計測から対策まで一貫したアドベリフィケーションツールを提供しております。
・Prebidでのブロック(Pre=事前)
・Postbidでのブロック(Post=最中)
・ブラックリスティング(After=事後)

1つ目の「Prebidでのブロック」は、bid=入札を行う前にブロックするもので、広告の入札の直前にMomentumのデータベースと照らし合わせ、アドフラウドやブランド毀損の可能性のある掲載面への入札を回避するものです。
こちらの機能は、Momentumと提携しているDSPであれば、管理画面上で機能をONにするだけで適用することができ、無駄な広告枠買い付けを手間をかけずに防ぐことができます。

2つ目の「Postbidでのブロック」は、広告をリアルタイムでモニタリングし、広告が表示される直前に、問題のある配信面への露出を防いだり、アドフラウドの可能性のある配信面のブラックリストをアップデートすることができるものです。
こちらは、広告をMomentumのタグでラッピングすることで適用することができます。

3つ目の「ブラックリスティング」は、Momentumが強みとしている機能で、数多くのネットワークと接続することで連携できている1億URLあまりの膨大なトラフィックを解析し、そこで培ったデータを専門のオペレーターがチェックすることで精度の高いブラックリストを作成できるようになっています。
このブラックリストを、エージェンシーにダッシュボードとして提供することで、リアルタイムに更新されるデータにアクセスすることができ、より正確な制御を行うことができます。

これらの3ステップを広告主向けに1つのパッケージ化したサービスが「Hyper Transparency for Advertiser」(通称:ハイトラ)です。ハイトラを導入することで、ブランド毀損のリスクを11%以上削減することができた事例もあります。

※参考:プレスリリース「モメンタム、広告主のサービス・商品にあわせた独自ロジックによるアドベリフィケーションを「Hyper Transparency for Advertiser(ハイトラ)」にて提供開始 富士通のキャンペーンにおいて、11.96%のブランドリスク削減に成功」

Momentumでは、 無価値なインターネット広告取引をゼロにする、というミッションのもと、今後もさまざまなサービス提供を行うことで広告取引の“クリスタライズ”を行い、広告主の投資対効果を向上させると同時に、インターネット広告の価値向上に寄与することで社会に貢献してまいります。

高精度で豊富なデータとテクノロジー、さらにアドベリフィケーションツールの活用で、透明性と広告効果の高いアドソリューションを提供

▼Supership株式会社 マーケティング事業本部 デマンド事業部 事業部長 由田 昌之

そして最後に、「ScaleOut」「AppVador」などの広告配信ソリューションを手がけるデマンド事業部の事業部長を務める由田 昌之が、最新のプロダクトについてお話ししました。 

デマンド事業部では、Supershipの強みである精度の高い豊富なデータとテクノロジー、さらに、Momentumのアドベリフィケーションツールを取り入れた様々なアドソリューションを提供しています。

中でも特に“一押し”なのが、認知向上やブランディングに特化した広告配信ソリューションが「ScaleOut Premium Display Ads」です。
このソリューションは、良質な媒体や配信面に限定したホワイトリスト配信に対応し、静止画広告をRTBで配信できるものです。ブランドセーフティに配慮しつつ、データを活かしたターゲティングによって適切な面で適切なユーザーへ広告配信を行うことができます。

また、ホワイトリスト配信にて良質な媒体の良質な広告枠位置にのみ動画を配信するプレミアム動画アドネットワーク「AppVador」においては、これまで以上に強固なブランドセーフティ機能が追加されました。

具体的には上記に加え、掲載媒体の中における掲載ページにまで言及してブランドセーフを考慮したものになります。
どんなに良質な媒体であっても、掲載されているコンテンツの内容や文脈次第ではブランド毀損は起こり得ます。例えば、大手の有名ビジネス系ニュースサイトへの広告配信であっても、大きな事件や、広告主会社の不祥事、同業界にまつわるネガティブな記事に広告が掲載されてしまった場合、ブランドを毀損してしまうリスクがあります。

AppVadorでは、Momentum社の技術を活用することで、広告主に合わせた徹底したブランドセーフティを実現しています。いくつかのキャンペーンでテストした結果、CTRや再生完了率が大幅に改善されている実績も出ており、安全性だけでなくさらなる広告効果の向上も期待できます。

また、ダイレクト系の広告配信ソリューションとして、Supershipの豊富なデータを用いて正確にターゲットへリーチをしながらもCPC課金で広告配信ができる「ScaleOut Ad Network」や、ユーザーの現在地や郵便番号データを活用し、ビラ配りやチラシのポスティングのようなプロモーションを実現する「ジオターゲティング」など、Supershipではあらゆる広告主のニーズにあわせ、データとテクノロジーを使った高度な広告配信ソリューションを一気通貫でご用意しています。


以上、「Supership Product Live 2018」にて行われたSupershipとMomentumのアドソリューションを代表する各責任者の講演をダイジェストでレポートさせていただきました。

Supershipでは、本記事でご紹介しきれないほど様々なソリューションを多数ご提供しております。
データを活用したマーケティングや、アドベリフィケーションに配慮した透明性の高い効果的な広告配信に少しでも興味を持たれた方はぜひお気軽にお問い合わせください!

PAGETOP