セミナーレポート

「エージェント2万社時代を生き残るブランディング術」 〜DIGROW大学 セミナーレポート〜

2019年10月30日、DIGROW初となる人材紹介会社様向けセミナー「エージェント2万社時代を生き残るブランディング術」が開催されました。

この数年で人材紹介事業者は増え続け、今やその数は20,000社以上。既に過当競争の様相を呈し、廃業する事業者も後を絶たない「エージェント淘汰時代」が始まっています。

今回のセミナーでは、独自の価値を打ち出して差別化することで、インバウンドでの集客も可能にした転職エージェントの好例として、DIGROW会員でもありますH&innovation株式会社 鈴木 利弘様を講師としてお招きしました。これからの時代に求められる転職エージェントの差別化、そして指名されるためのスカウト設計についてじっくり解説いただくとともに、後半の実践編では、参加者同士で実際にスカウトを設計するワークショップを実施しました。

<講師>
株式会社H&innovation 鈴木 利弘 様
早稲田大学を卒業後、読売新聞社、リクルート社等のキャリアを経て、H&innovation株式会社に参画。手探りの中、独自のメソッドを開拓し、多くの転職成功をサポートしている。
DIGROWへはサービス開始当初より参画し、圧倒的な面談率を誇るなど、求職者のグリップに定評が高い。
一方、Twitterでは「熱血キャリアコーチ」として活躍。開設半年で2,000以上のフォロワーを獲得するなど、そのアツいキャリア論が人気を博している。
https://twitter.com/tossy_careeeer

株式会社H&innovation 鈴木 利弘 様

今日から始めよう!Twitterブランディング

まずは、「熱血キャリアコーチ」として知名度を上げた、Twitterでのブランディング活動を紹介。
新聞社などいくつも会社を渡り歩いてきた鈴木様ですが、人材業界とはまったく無縁でした。完全未経験から人材紹介業に飛び込むにあたり、最初は他の転職エージェントと同様のスカウト活動をしていました。しかし、なかなか結果が出ず暗中模索の日々が続きます。

それならば、と発想を転換。後発だからこそ、他社がなかなか手を出さない、「転職に悩む“キャリア迷子”」をターゲットに設定しました。また、転職のゴールは内定という常識に疑問を投じ、内定だけでなく入社後にどう活躍するかが大事という新しい目線をTwitterで提唱するなど、日ごろ求職者と接して得られた新鮮な切り口の発信が共感を呼び、その後どんどんフォロワーを増やしていきます。

鈴木様はTwitterをやってよかったこととして、自身の差別化ポイントを求職者へダイレクトに伝えやすいことや、140字の短い字数でまとめる訓練により、自身のスタンスを日々再確認できる点を挙げています。
現在も週に3~4件はTwitter経由で転職相談が寄せられるそうです。そこから面談に至る方は、エンゲージメントが高くがっちりグリップできているので、活動途中での離脱も極めて少ないとのこと。
Twitterで鈴木様の存在を知ってDIGROW経由で面談に至るケースも多く、相乗効果も生まれています。

まだやってない人は、ぜひ始めてください!と強くお勧めされた通り、セミナー後にさっそくTwitterアカウントを開設した参加者もいらっしゃいました。

この人にお願いしたい!と思われるスカウトの極意

鈴木様が求職者から厚い信頼を得られるようになったのは、Twitterのつぶやきだけが理由ではありません。実際に送られるスカウトから納得感や期待感があふれているからこそ、この人にお願いしたい!と選ばれ続けているのです。

鈴木様が最も大事にしているポイントは、スカウトを受け取ったときに「ワクワク感」を与えられるかどうか。
登録情報の中から、「経験」「興味・関心」「条件」の3つを軸として求職者のニーズに応える提案をするのが一般的なスカウトではないでしょうか。大きく外すことはありませんが、ある意味、想定内の提案に収まるため求職者に驚きはありません。

しかし、ワクワク感を与えるためには、上記のセオリーから離れて新たに「得意な行動」「価値観」「条件」を軸に据える必要があります。
例えば、求職者が営業を希望している場合、人と話すのが好きだから、など短絡的に考えている場合も多いでしょう。ここで鈴木様の場合は、どんなときに嬉しかったか、どんなときにモチベーションが上がったかなど、「得意な行動」の視点で登録情報から想像を働かせていきます。そうすることで、営業以外にもマーケティング、企画など職種の幅が広がり、単純な職種マッチングを超えた提案ができるのです。

さらに、「価値観」がマッチしていないと、入社しても働き続けるのは困難となります。求職者自身で自分の価値観に気づいていないケースも多いですが、入社後に活躍できるかを転職のゴールととらえるならば「価値観」は外せないポイントです。

このように、求職者自身が想像もしていなかった可能性の詰め込まれたスカウトだからこそ、抱いていた固定観念を取り払い「ワクワク感」を与えることができるのです。
実際に、鈴木様がDIGROWで面談率30%と高い数値を出しているのもうなずけます。

ワークショップ:実際にスカウトを作ってみよう

セミナー後半はいよいよワークショップです。実際にDIGROWに寄せられた転職相談を題材に、ワクワクを与えられるスカウトを考え、チーム対抗で発表してもらいます。

題材とされたのは、「これまで営業(インサイド/フィールド)や、営業企画、市場調査などの業務を担当し、成果に見合った報酬が与えられる環境を求め転職活動中。デスクワークよりも、周りとコミュニケーションを取りながらフットワーク軽く仕事をしたい」という転職相談です。

最初のチームは、成果主義への志向から「得意な行動」を見出し、デスクワークは性に合わないという「価値観」を掛け合わせた結果、志望の営業企画よりもコンサルティング営業・人事・研修等がよりフィットするのでは、と提案。
次のチームでは、過去の経歴や在籍期間の短さに着目し、ネガティブな価値観を解消するための分析を中心に構築しました。

鈴木様からは、発表された提案に加えて、深耕営業やカスタマーサポートも相性がよいのでは、と補足。その後も、「こちらの方向性はどうだろうか」など活発なディスカッションが続いていました。


今回のセミナーは、予約者全員ご来場(!)という熱量の高い参加者に恵まれた結果、終盤の質疑応答も時間が足りなくなるほど活発に質問が寄せられました。

終了後のアンケートでは「大変満足」との回答が8割を占めたほか、
 「実践的な内容でとても参考になった」
 「新しい価値観を知ることができた」
 「ぜひ次回も開催してほしい!」
など大変な反響をいただきました。

なお、次回のセミナーは12月4日(水)に開催する予定です。詳細はこちらのページをご覧ください。皆さまのご参加をお待ちしています!

DIGROWは求職者に寄り添って親身に転職相談に応じることで、転職エージェントとしての評価が向上していく、新しいコンセプトのスカウトツールです。競合がひしめく中でどのように差別化すればよいか?お困りの人材紹介会社様は、ぜひDIGROWをご活用ください。

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