2024年4月1日より、Supership株式会社は親会社であるSupershipホールディングス株式会社に吸収合併されました。
合併に伴い、存続会社であるSupershipホールディングスは社名をSupershipに変更し、新たな経営体制を発足しました。本件に関する詳細は、プレスリリースをご確認ください。

プレスリリース

Supership株式会社

法人向けメッセージ配信サービス「KDDI Message Cast」、 企業と個人を迷惑SMSの被害から守る「SMS詐欺対策パッケージ」の提供を開始 〜共通番号によるSMS送信や「+メッセージ」を活用〜

Supershipは、KDDIと共同運営する法人向けメッセージ配信サービス「KDDI Message Cast」(https://sms.supership.jp/)(以下 本サービス)において、KDDI、株式会社NTTドコモ(以下、NTTドコモ)、ソフトバンク株式会社(以下、ソフトバンク)の3社(以下、携帯3社)が提供するSMS送受信用共通番号(以下、共通番号)によるSMS送信や「+メッセージ」を活用し、より安心・安全に配慮した「SMS詐欺対策パッケージ」(以下、本パッケージ)の提供を開始しました。
本パッケージにより、個人のお客さまをフィッシング詐欺から守るほか、なりすましによる企業のブランド毀損を防ぐなど、迷惑SMSの対策を強化することができます。
既に一部の金融機関にて先行して提供を開始しておりましたが、2023年7月31日より全ての企業への提供を開始します。

■背景
SMSはアプリのインストールをする必要がなく、スマートフォンやフィーチャーフォンを問わず利用できます。そのため、メッセージの到達率が98%以上と極めて高く、受信時のポップアップ通知により、開封率も80%以上と非常に高い特徴があります。
一方で、近年はSMSを利用したフィッシング詐欺の件数が増加傾向です(注1)。また、なりすましにより企業やブランド名を悪用される被害は宅配業者やECサイト、金融機関などの民間企業だけでなく、日本年金機構や厚生労働省などの官公庁にまで及んでおり(注2)、社会課題となっています。

国内のフィッシング情報の届け出件数

■本パッケージで採用する共通番号からのSMS送信について
本パッケージでは、共通番号からのSMS送信を行います。共通番号とは、「0005」から始まる最大10桁で構成される番号で、携帯3社による審査を通過した信頼性の高い企業のみに発行されます。
企業が事前にWebサイトなどで共通番号を公表することで、公表済の番号として携帯3社すべてのお客さまへ安全にメッセージを届けることができるほか、SMS送信元のブランド名や企業名が悪用されるなりすまし被害を抑制することが可能です。また、SMSを受信した個人のお客さまは送信元の番号を容易に識別できるため、フィッシング詐欺の被害を防ぐことが可能です。

共通番号を信頼性の高い送信番号として公表することを推進し、詐欺被害の防止へ貢献します。

SMS送信用共通番号のイメージ

■「+メッセージ」との組み合わせでさらなる対策の強化
本パッケージでは、共通番号からのSMS送信に加え、「+メッセージ(プラスメッセージ)」(https://biz.kddi.com/service/message-cast/#message)(注3)との組み合わせにより、お客さまにメッセージをさらに安心して受信・開封いただけるオプションを追加することも可能です。
+メッセージは、送信元となる企業の公式アカウントに「認証済みマーク」が表示されるため、なりすましによるフィッシング詐欺をより判別しやすいという利点があります。
本パッケージでは、+メッセージのアプリがインストールされていないお客さまには信頼性の高い共通番号からSMSを送信し、+メッセージのアプリがインストールされているお客さまには認証済みマークのついた企業の公式アカウントから+メッセージを送信するよう自動で最適化して配信することができるため、より一層お客さまにご安心いただけるよう配慮したメッセージ送信が可能となります。

本サービスのイメージ

■「KDDI Message Cast」についてのお問い合わせ先
Supership株式会社の問い合わせフォーム(https://sms.supership.jp/inquiry/)にご連絡ください。

(参考)

■Salesforce PlatformやAPI連携によるご利用にも対応
本サービスは、Salesforce Platformからのご利用や、その他ご利用中のシステムとのAPI連携にも対応しています。SMSの配信履歴や開封率をSalesforce Platformで一元管理することで、接客の高度化や業務の効率化を実現します。
Salesforce Platformをご利用中の企業は、Salesforce AppExchangeからSMS送信サービス「KDDI Message Cast for Salesforce」をインストールしていただき、基本設定するだけで利用可能です。Salesforceのアプリとして利用可能なため、利用環境構築のための費用は発生せず、容易にご利用いただけます。

■本サービスについて(https://sms.supership.jp/
・法人向けのメッセージ配信サービスで、企業が保有するお客さまの携帯電話番号宛てにSMSと+メッセージの配信が可能です。高い開封率により「二段階認証」や電話やメールに代わる「重要なお知らせ」「料金督促」など確実性の高い通知・連絡手段として利用されています。
・2021年4月1日から、KDDIとSupershipの共同運営により従来のメッセージ配信サービスから電話番号を活用した次世代の販促・マーケティングツールとして進化し、趣味嗜好などセグメント化されたお客さまに対しメッセージ配信などができるようになりました。

【Supership株式会社について(https://supership.jp/)】
Supership株式会社は、正確なデータと国内屈指の広告配信技術を基にした企業のデジタルマーケティングを支援する「マーケティングテクノロジー事業」と、Supershipのデータとデータ活用技術で企業が持つデータや顧客接点の価値最大化を支援する「データイネーブラー事業」を展開するデータテクノロジーカンパニーです。データとテクノロジーの力で世の中の解像度をあげ、新たな価値をパートナーとともに共創していきます。

(注1)フィッシングレポート 2023 / フィッシング対策協議会(2023年6月発表)
URL:https://www.antiphishing.jp/report/phishing_report_2023.pdf
2023年6月度 フィッシング報告状況 / フィッシング対策協議会(2023年7月発表)
URL:https://www.antiphishing.jp/report/monthly/202306.html
(注2)厚生労働省を名乗るフィッシングサイトへの注意喚起について / 厚生労働省(2023年3月発表)
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32266.html
(注3)+メッセージは、KDDI、NTTドコモ、ソフトバンクの3キャリアの電話番号向けにメッセージの送受信が可能なSMSの後継となるメッセージサービス規格です。アプリをインストールするだけで多くの機種で利用でき、2021年9月には各社のMVNO(Mobile Virtual Network Operatorの略、仮想移動体通信事業者という意味) とフィーチャーフォンに対応したことで、利用者は3,385万人 (2022年12月末時点)にのぼります。

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