Supership経営陣が語る!急成長の理由と目指す未来は? #創業2周年記念インタビュー
2015年11月に設立されたSupershipも、早いもので創業2周年を迎えました。2015年度から2016年度にかけて、売上ベースで160%UPと大きく成長を遂げることができたSupershipは、今後もさらなる成長を目指します。
そこで、今回はSupershipがここまで勢い良く成長できた理由や今後について、代表取締役社長 森岡康一、広告事業本部長 執行役員 宮本裕樹、アドバンストデータ事業本部長 執行役員 稲葉真吾の3名にインタビューをおこないました。
ーSupershipが急成長している理由は、経営者からみてどこにあると思いますか?
森岡:経営者目線で言うと、まず第一に体制がしっかりした、というのが大きいです。
今年の6月から執行役員制度を導入して、執行役員に就いた宮本さん、稲葉さんの2人が現場をしっかりまとめてくれたことで、各チームが一丸となって力強いパワーが生まれるようになりました。
組織が力強くなったことで、良い人財がどんどん集まってくれるようになったのも非常に大きいです。
AppVadorやSocketのように、合併によって新しく仲間入りしてくれたメンバーもいれば、グループとしてジョインしてくれたMomentumやSynarioの頼もしい仲間も増えました。
こうして、いままでも一緒に仕事をしてきた仲間と、今はより近い距離で一緒に仕事をするようになったことで、さらに絆が深まってますます良いチームになってきているんじゃないかと。
昨年よりもさらに成長をしていきたいという想いを強く持って、今年はかなり高い売上目標を掲げているので、社員にとっても高いハードルになってしまっているかもしれません。それでも、目の前の目標に留まらずにその先の未来まで、このメンバーで一緒に語って、一緒に進んでいきたいですし、今のメンバーとなら高いハードルも乗り越えられると思っているので一緒に頑張っていきたいですね。
あとは、新しいことにも果敢に挑戦していこうと思っています。良いメンバーが集まったことで、良いアイデアがうまれてくるはずなので、いまのサービスやプロダクトだけにとどまらずに新しいことに挑戦していくことで、会社としてもっと成長していけると確信しています。
ー広告事業領域を統括する立場としては成長できた理由はどこにあるとお思いですか?
宮本:アドテクノロジー事業では、DSPのScaleOut、SSPのAd Generation、電通様と共同で提供している電通PMPと、全方位型でプロダクトのラインナップが揃いました。
そのうえで、グループ会社にMomentum(モメンタム)社がジョインしてくれたことによって、これらのプロダクトをアドベリフィケーションツールによってさらに強化・補完できる体制が整いました。
実際、ここまで高度なアドテク技術やプロダクトのラインナップが揃った会社は日本のプレイヤーでは少ないと思いますので、まず、この環境作りを進めることができたのが、ここまで一気に成長できた大きな要因だと思います。
ほかにも、Supershipの強みとして、各プロダクトから収集・蓄積した膨大なオーディエンスデータを強みとしてこれまでもやってきたのですが、これを自社のプロダクトだけでなくクライアント企業にも活用してもらえるように開発を進めてきました。この「Supership DMP」は、すべての事業のハブとして、間違いなく今後の成長エンジンになっていきますので、そういった意味でもやっと基盤が整ったと実感しており、今後、広告領域から流通含めた販促領域にも今までにないソリューションを提供していきたいと思っています。
エージェンシー事業でいうと、これまでも協業していたSynario社がグループにジョインしてくれたことで体制が強化され、当社の強みであるデータを活用したご提案を広告主に対してしっかりと行えるようになりました。
いままでできていなかった提案ができるようになったことで、デジタル広告施策が厚みを持ったものになり、お客様の満足度もさらにあがってきていると感じてます。
ーサービス事業領域を統括する立場としては成長できた理由はどこにあると思いますか?
稲葉:正直、自分達の部門では急成長した、というよりも、成長しかかっているフェーズ、という肌感です。例えば、4月にリリースした検索ソリューションS4(Supership Search Solution)は、もともと親会社であるKDDIが運営するアプリやスマートフォンサイトへ提供していた検索技術ですが、サイト内検索のソリューションとして外部の企業にも提供を開始したところ、おかげさまで順調に導入が伸びています。
これまでできていなかったことができるようになったことで、まさにいま次のステップへ進んでいるところだと感じています。
ーSupershipをどんな会社にしていきたいですか?今後のビジョンをお聞かせください。
森岡:インターネットに関するあらゆるビジネスを幅広く展開していって、総合インターネット会社として、大きく成長していきたいと考えています。
極端な話、Supershipは何をやっているかよくわからない会社だと思われるくらいでいいと思っていまして・・(笑)
幅広く事業を展開してスケールさせていくことで、グローバルでも戦えるような、日本を代表する会社にしたいと真剣に思っています。
そんな「メジャー感」を今後出していきたい、という意思表示の意味も込めて、今回 デザイン顧問として原神一さんをお迎えしてロゴエレメントをリニューアルしました。
新しいコーポレートロゴを掲げて幅広く事業展開していくことで、あらゆる業界・業種の方々にSupershipを知っていただきたいです。
慣習に囚われない、時代のニーズにあわせたフレキシブルな人事制度や組織体制づくりにも積極的に取り組んでいきます。
設立してまだ間もない我々にはフットワークの軽さがありますので、いままでになかったような企業文化を作りやすいのではないかと思っています。
2、3年後には圧倒的なパワーでグローバルでも戦えるような、次世代のメジャーインターネットカンパニーになっていこうと思っています!
宮本・稲葉:志が高いですね・・・!
森岡:当然でしょう!(笑)
ちなみに、このロゴエレメントは「つながり」をテーマにデザインしていただきました。無機と有機がつながっていくイメージを原さんに大胆に表現していただいたと思います。
ブルーを基調としたSupershipのロゴテキストは完成度が高いと原さんから高評価をいただきましたので、既存のロゴテキストはそのままに、エレメントを刷新しようということになりました。誠実さや王道を意味するブルーで描かれたSupershipというテキストロゴに、今回の新しいエレメントがアクセントに加わったことで、全体として非常に良いバランスのロゴが完成したと思います。
社内でも評判が良くて、当初6パターンほどあった候補のなかでも原さんも含めて経営陣が迷いなくこのデザインに投票して、満場一致で即決でした。
宮本:本当に即断でしたよね。末広がりな印象で縁起が良さそうですし、なんだか優しいデザインだなと感じました。
稲葉:私は第一印象でかっこいいな、と感じました。受け取る人によって感じ方は違えど、印象に残りやすいデザインですよね。
ー広告事業の今後の展開についてはいかがでしょうか?
宮本:「メジャー感」というキーワードがありましたが、自分も全く同じ想いでして、グローバルで活躍する企業と肩を並べられるような「メジャー感」のある会社として、本質的に価値のあるサービス提供をしていきたいと思っています。
広告主やメディアが安心してデジタル広告を任せられるような環境にまだまだなっていないと思っているので、まずは日本の広告業界の健全化・透明化をテクノロジーで貢献していきたいと思っています。
また、現在LINE様やGunosy様のような大手メディアとの協業も行っていますが、こうした日本を代表するような企業との取り組みをどんどん展開して、今までなかった新しいサービスを展開して、広告業界全体を進化させていきたいです。ひいては、すべての取引先において、現状は顧客やパートナーという関係性かもしれませんが、Supershipのファンになってもらえるような事業展開をしていきたいです。
ーサービス事業の今後の展開についてはいかがでしょうか?
稲葉:広告事業がこの会社の成長エンジンであり続けるのは間違いないと思っているので、我々サービス側は広告側と有機的なつながりを持って、クライアントにさらに価値提供できるようなご提案を続けていきたいと思っています。
広告主の立場からみると、アーンドメディア(獲得メディア)やペイドメディアをつかったユーザーの集客やマーケティングを広告事業側で支援している一方で、我々は広告主が所有しているオウンドメディア(ECサイトなど)に対してソリューションを提供しています。
広告事業で、クライアントのサイトへお客様を集客して、我々の事業では、そのお客様へ心地良いユーザー体験をお届けするソリューションを提供することはもちろん、クライアントに対して新しいマネタイズポイントのご提案をすることも今後は行っていきます。
あとは、当社のクロスデバイス識別技術を使ったOne IDへの統合を進めているところですが、Supershipのプロダクトの中でもOne ID化を推進していきます。
お客様に興味のない広告をお見せするのでなく、お客様の嗜好に合った広告をコンテンツとして届けられれば、広告主としてもお客様としても、媒体としても三方良しの世界が実現できますし、そうあるべきだと思っています。
コンシューマー向けのサービス領域では、もう当たるまでやるぞ!という気持ちです(笑)何度でも打席に立って新しいサービスの企画・開発をしていきたいと考えています。
以上、森岡、宮本、稲葉の経営陣メンバーのインタビューをお届けしました。
Supershipが急成長している理由や、未来への熱い想いが少しでもお伝えできれば幸いです。
最後に…インタビューの舞台裏をお送りします。
※本記事は2017年11月27日に取材を行ったものです