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【レポート&動画公開!】 インターネット広告におけるニューノーマルとしてのアドベリフィケーションについて〜ネット広告健全化に向けた取り組みについて〜

Supershipグループは「Supership Day vol.02」と題して、8月25日(火)〜8月27日(木)の3日間、計6テーマのウェビナーを開催しました。

当記事では、Session 5「インターネット広告におけるニューノーマルとしてのアドベリフィケーションについて〜ネット広告健全化に向けた取り組みについて〜」のセッションレポートをお送りします。

本セッションでは、国内初のアドベリフィケーション事業社であるMomentum株式会社のCEO高頭博志と、グローバルで圧倒的なシェアを誇るIntegral Ad Science社のアカウント エグゼクティブ山口武氏が、ニューノーマルにおけるインターネット広告まわりの最新トレンドや注目トピックスについて、独自の調査データとともに視聴者からのリアルタイムな質問に答えながら対談形式でおこなわれました。

ニューノーマルにおけるアドベリフィケーション最新トレンド

アドベリフィケーション事業者からみたニューノーマルにおけるインターネット広告業界の注目トピックスとして中でも大きく取り上げられたのが、日本アドバタイザー協会(JAA)より2019年11月26日に発表されたデジタル広告の課題に対するアドバタイザー宣言です。

デジタル広告の課題に対するアドバタイザー宣言は、安心・安全な場所で広告がきちんとみられているか、それが第三者によって計測されているか、などをはじめとした8大原則を実現するためにアドバタイザー自身が持つべき倫理観を明示し、責任を持つべきである、とJAAが名言したものです。

これについて、IAS山口様はこのようにコメントをされました。

IAS山口様「今まではアドベリフィケーションへの対応は、広告主(買う側)と代理店(中間)と媒体(売る側)の誰がやっていくべきなのか、よく議論がされていたように、その責任の所在が曖昧な状態であったのが、この宣言によって業界全体でマーケットを健全化すべきである、と名言されたのは、非常に大きなステップでした。」

また、Momentum高頭からもこれに続き「特に買う側の責任について言及されはじめた、というのが特に大きなトピックであった」とコメントをしており、両社ともにこの宣言は、インターネット業界において健全で持続可能なデジタル広告環境を実現するために非常に大きな意味を持つアクションであったとの共通の認識をもっておりました。

また、同じタイミングで、日本アドバタイザーズ協会(JAA)と日本広告業協会(JAAA)による具体的なアクションとしてアドベリフィケーションの監査・認証組織「(仮称)JICDAQ」の立ち上げに関する発表もあったことから、実行力を持つ団体が立ち上がることで今後、業界の中でアドベリフィケーションが更に大きなムーブメントとなっていくのではないか、という期待が寄せられています。

もうひとつ、重要なトピックとして取り上げられたのが2020年6月23日に発表されたネット広告健全化推進プロジェクトの発足です。

これは国内でアドベリフィケーションを提供する主要5社が、日本アドバタイザーズ協会(JAA)Web広告研究会と共に日本のデジタル広告市場の健全化に取り組むことを宣言したものです。広告主とその広告活動に関わる全てのパートナーに向けて、正しく広告価値毀損を測定することなど、アドベリフィケーションの仕組みを活用することの重要性について市場での競争関係を超えて5社共同で広く啓発していくというもので、MomentumとIASもこのプロジェクトに参加しています。

これについてIAS山口様は、

「Web広告研究会と5社がひとつのチームとして啓蒙に集中することができるのは非常に大きなことで、”アドベリフィケーションをやらないといけないのはわかっているが、どこからはじめたらいいのかわからない”というお客様はまだまだ多いと思います。根本的にKPIをどう考えたらいいのか、どうバイイングしていけば良いのか、など広告運用の基礎的な部分も含めてしっかりと啓蒙とサポートをしていきたい」

と語っていました。

なお、IASではこのプロジェクトのなかで、アドベリフィケーションによってどのようなポジティブな効果があったかを実際の検証結果とともに発表するセミナーを開催しており、今後もこのようなセミナーを開催することで啓蒙活動を行っていくとのことです。

Momentumも、アドベリフィケーションに関わるベンダーがそれぞれどのようなツールでどのように取り組んでいるのか、どういった対策をすべきか、実行に移すための手段など、無料のウェビナーを通じて情報を提供しています。

両社ともにウェビナーの参加者は広告主のほうが多かったとの傾向があり、実際にMomentumが定期的に実施している最新のアドベリフィケーションに関する認知度調査でも、認知度の高さや実際に取り組んでいる会社は代理店よりも広告主のほうが多いという結果が出ていました。

これに関し、視聴者から「広告主と代理店の意識の違いを見出している理由は?」という質問が寄せられ、Momentum高頭は次のような見解を述べました。

Momentum高頭「(アドベリフィケーションの対策をしていないと答えた)代理店の中でも、例えば広告の配信設定の中でなにかしらカテゴリを除外していたり、社内で運用しているブラックリストやJAAが提供するブラックリストをつかっていたりと、ある部署のなかである程度は取り組んいるケースはあるのではないかと感じています。アドベリフィケーションの問題は会社のコンプライアンスに関わる重要な事項だと思うので、もっと会社として意識的になるべきだと思っていて、広告主からアドベリフィケーションに対して聞かれたときに、どういった対策をしているかをしっかりと答えられることが今後求められていくと思います。」

IAS山口様も、これに賛同しつつ、もう一つの理由として広告主からの要望が厳しすぎるというケースについても触れていました。アドベリフィケーションの対応をしながらも各案件の単価はこれまで同様に維持してほしい、というような広告主からの要求が厳しすぎて対処するのが難しいとの相談を代理店から受けたこともあるそうです。

アドベリフィケーションの対策を行うには、全体の予算のなかで効果を調整する必要があり、目の前の指標にとらわれずに全体的に質を高めていこう、という共通認識を代理店・広告主ともに持ち、両者一丸となってやっていく姿勢が重要ではないか、とのコメントがありました。

その後も、コロナ禍における国内のインターネット環境というテーマにて、複数の調査データをもとに広告市場の分析、消費者の広告に対する印象の変化、アドベリフィケーションに関しての基礎知識などがわかりやすく解説されました。
フォームに入力いただけると、本セミナーのアーカイブ動画を閲覧可能になります。またアンケートにお答えいただけると資料もダウンロード可能となります。

セミナー動画内容 | 「ブランドマーケティング」セッション

Momentum株式会社のCEO高頭博志と、グローバルで圧倒的なシェアを誇るIntegral Ad Science社のアカウント エグゼクティブ山口武氏が、インターネット広告におけるニューノーマルやネット広告健全化推進プロジェクト、アドベリフィケーションの今後の方向性など、マーケティングのニューノーマルについて徹底対談します。

ゲストプロフィール | 山口 武 氏(Integral Ad Science)

山口 武(Integral Ad Science)

山口 武 氏(Integral Ad Science)
アカウント エグゼクティブ

ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部卒。2006年、Oddcast, Inc. 入社。2008年、Experian Marketing Solutions, Inc(ニューヨーク本社)にて大手広告主のマーケティングキャンペーンのサポートや戦略的コンサルティング業務を経験し、2011年に帰国、コムスコアジャパン株式会社にてクライアントサービスマネージャーとしてアドベリフィケーションやネット視聴率など多岐にわたるソリューションの営業サポートから実施までの実務を担当。2015年4月より現職。

講師プロフィール | 高頭 博志(Momentum株式会社)

高頭 博志(Momentum株式会社)

高頭 博志(Momentum株式会社)
CEO

学生時代に日本初のクラウドファンディングサービス、READYFOR?を中心メンバーとして立ち上げる。同年グリー株式会社新規事業部門入社。主に教育関連新規事業の立ち上げや、グリープラットフォーム内の広告媒体設計業務に従事。2014年9月よりMomentum株式会社を創業し、アドテク事業領域のアドベリフィケーション分野で国内初のサービスを展開。2016年7月より同社の代表取締役に従事。

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