商品データ整備 × EC検索最適化でサイト内の顧客体験価値を最大化 #S4×Lazuliセミナーレポート

セミナーレポート

商品データ整備 × EC検索最適化でサイト内の顧客体験価値を最大化 #S4×Lazuliセミナーレポート

2025年2月12日(水)、Lazuli株式会社(以下、Lazuli)とSupership株式会社(以下、Supership)は、「EC最前線:サイト内の顧客体験価値を最大化する『S4シリーズ × Lazuli PDP』」をテーマに、無料オンラインセミナーを開催しました。(お知らせはこちら

本セミナーでは、ECサイトにおける「検索」と「商品データ整備」の重要性を掘り下げ、Supershipが提供するサイト内検索ソリューション「S4シリーズ」とLazuliが提供する「Lazuli PDP」(プロダクトデータプラットフォーム)を組み合わせることで、検索精度・広告最適化・顧客体験の向上をどのように実現できるのかを解説しました。

本記事では、セミナーの内容を振り返りながら、「なぜS4とLazuli PDPを組み合わせると効果的なのか?」をご紹介します。

第1部:Lazuliが語る「ECサイトにおける商品データ整備の重要性」

1. ECサイト運営における商品データの課題

最初に登壇したのは、Lazuliの北庄司 英雄 氏(VPoS)
北庄司氏は、ECサイトの検索やレコメンドがうまく機能しない原因として、「商品データの未整備」が大きな課題となっている点を指摘しました。

いくら高機能な検索エンジンを導入しても、商品情報が整っていなければ、正確な検索結果は出せません。

Lazuliが支援してきた企業でも、以下のような課題が多く見られるとのことです。

  • 基幹システムのマスターが在庫管理向けで、EC向けの商品名・説明・タグが不足
  • 検索やレコメンドに必要な「カラー」「サイズ」「素材」などの情報が抜け落ちている
  • SKU(品目数)が多く、人手での商品情報整備が追いつかない

2. 「Lazuli PDP」による商品データの最適化

これらの課題を解決するのが、Lazuliが提供するプロダクトデータプラットフォーム(Lazuli PDP)です。
PDFや画像データからも商品情報を抽出し、タグ付け・商品説明文の自動生成を行うことで、大量の商品データを効率的に整備することが可能になります。

検索エンジンやレコメンドを最大限活用するためには、商品データを整理し、ユーザー目線の情報を持たせることが不可欠です。

北庄司氏は、これが「S4シリーズ」との相性が非常に良いポイントであることを強調しました。

第2部:Supershipが語る「検索ソリューションS4の価値」

1. ECサイトの検索体験が売上を左右する

次に登壇したのは、Supershipの野本
野本は、ECサイトの検索体験がユーザーの購買行動にどれほど大きな影響を与えるかについて、データを用いて解説しました。

seoClarityの調査によれば、日本では1ページ目の検索結果だけでも42.06%のユーザーがクリックを行い、2ページ目まで含めると61.47%のユーザーがクリックしているとされ、これは米国(33.48%)と比較すると大きな差です。また、日本では検索結果の1位のCTR(クリック率)が13.94%と高く、上位表示がECサイトの流入に大きく直結します。

ECサイトの売上を左右する大きなポイントの1つが、検索機能の改善・強化です。

データ出典:2021年11月seoClarity 調査レポートに基づきSupershipが作成

EC事業者向け検索ソリューションS4(Supership Search Solution)では、高度な語彙力やロジック開発を用いた「検索精度の最適化」と、スペル補完や検索補助などUI/UX設計を用いた「操作性の向上」の2ステップで検索体験の改善を実現します。

STEP1:検索結果の最適化

  • Point①検索結果内容の配列最適化
    • お客さまの閲覧・購買履歴をもとに、「今欲しい」に寄り添った接客を実現
  • Point②検索ワードの適切な理解・判断
    • 独自辞書を用いて、検索意図を理解し最適な結果を表示
    • 例:“リング”と検索すると、「指輪」がきちんと表示される(×イヤリング)

STEP2:操作性(UI/UX)の向上

  • Point①スペルミスの補完
    • ユーザーのスペルミスや類似ワードを補完し、検索意欲を高める
  • Point②検索補助機能の充足
    • キーワードサジェスト、絞り込み項目の最適化などで、ユーザーの購買意欲を高める

さらに、SupershipのS4は、導入して終わり、でなく、導入後からが本番。

 「導入後のサポート」「運用コンサル」 にも力を入れており、検索結果のチューニングから広告配信まで、すべて一気通貫で行っているのも他とは大きな差別化要素です。

「S4は、検索精度の高さだけでなく、運用コンサルによる継続的な改善が強みです。」

検索エンジンを提供するベンダーさまは多くいますが、他社と比べると「検索エンジンそのものの性能×運用支援」の両輪が生み出すちからが最大の強みです。

\S4についての詳細はこちら/

2. 「Lazuli PDP × S4」で生まれるシナジー

検索エンジンが本領を発揮するためには、商品マスタの充実が必須です。

Lazuli PDPとS4を組み合わせることで、検索結果の精度が飛躍的に向上することが期待できます。

  • Lazuli PDPで商品データを最適化 → S4がその情報を活用し、適切な検索結果を提供
  • 検索ワードに対して、より詳細な属性データ(タグ/購入ユーザーの特徴等)を加味したマッチングが可能に

「検索エンジンと商品データの相性を高めることで、ユーザーが最短距離で欲しい商品にたどり着ける環境を作れるのです。」

質疑応答:「導入のハードル」「運用のポイント」は?

最後に行われたパネルディスカッション&質疑応答では、導入ハードルや運用のポイントについて具体的な質問が飛び交いました。

  1. 「商品数が非常に多いため、商品データの整備も検索機能の改善も後回しになっている。どこから手をつけるべき?」
    • Lazuli:売上が高いカテゴリや、検索頻度が多い商品群から整備をスタートし、徐々に拡張。
    • Supership:検索結果のデータ分析を活用し、最も影響が大きい箇所から改善。
  2. 「導入期間の目安は? 大規模モールだと時間がかかる?」
    • 両社:数万SKU規模であれば、数ヶ月で本稼働した事例もある。並行してデータ整備と検索最適化を進めることでスムーズに移行可能。
  3. 「商品データの充実化は、検索エンジンや検索広告の売上にどの程度のインパクトがあるのか?」
    • Supership:商品情報が整理されていればされているほど、それに比例して「より」S4の検索性能が活きてくる。S4Adsにおいても、ターゲティング精度が向上することで、広告効果も高まる。

まとめ:「検索 × 商品データ」でECの成長を加速させる

  • 商品データが整っていると、検索のパフォーマンスは倍増する
  • S4は、検索エンジンの精度だけでなく、継続的で高頻度な運用サポートを提供
  • Lazuli PDPとS4を組み合わせれば、検索体験の向上+広告の最適化も可能

「商品データを整備し、より効果的な検索&広告配信を行いたい」「ECサイトの検索体験を根本から見直したい」とお考えの方は、ぜひLazuli PDPとS4シリーズの導入をご検討ください。

セミナーでは取り切れなかった具体例や、もっと踏み込んだノウハウに関しては、個別相談や資料請求にてご案内が可能です。

資料請求・お問い合わせ、お待ちしております。

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Supershipの「S4シリーズ」は、サイト内検索ソリューション『Supership Search Solution:S4(エスフォー)』をはじめ、商品広告の出稿機能を容易に組み込み、リテールメディア化ができる『S4Ads(エスフォーアズ)』、パーソナライズされたレコメンドで収益向上を支援する『S4Recommend(エスフォーレコメンド)』など、EC事業者さま向けに提供するサービス群です。

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