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アドジェネ×ヘッダービディングで“良質&高単価”な広告配信を実現 #TimeTree #Supershipお客様事例

家族や恋人、仲間たちとスケジュールを共有できるカレンダーアプリ「TimeTree」。
このアプリでは、Supershipが提供するパブリッシャー向け広告配信プラットフォーム「Ad Generation(アドジェネ)」を導入いただいています。

アプリにかける思いや、アドジェネの導入に至った理由、
そして、アドジェネの導入によりアプリのマネタイズはどれくらい改善されたのか?

アドジェネのエース・茂木とルーキー・牧野が根掘り葉掘りお話を聞きました!

(写真左から)
吉本 安寿 様
株式会社TimeTree Growth & Business Platform       

香川 太司 様
株式会社TimeTree Account Executive

茂木 芹香
Supership株式会社 プラットフォーム事業部 アドジェネ部 パブリッシャーリレーションG GL

牧野 鈴子
Supership株式会社 プラットフォーム事業部 アドジェネ部 パブリッシャーリレーションG

【目次】
TimeTreeについて / 知名度0でのリリースから、4年半で1,700万ユーザーを獲得
マネタイズについて① / ユーザビリティ最優先でたどり着いた広告配信構成
マネタイズについて② / ヘッダービディングTAM導入により収益向上に成功
今後の展望 / 予定管理のプラットフォームとしてのアプリ・広告サービス拡大へ

ルーキー(新卒1年目)牧野、お邪魔します

(※以下敬称略)

1. TimeTreeについて
知名度0でのリリースから、4年半で1,700万ユーザーを獲得

茂木:まずはアプリについて教えて下さい。

吉本:TimeTreeは複数の相手と予定を共有できるカレンダーアプリです。予定は本来相手がいるものなのに、今までのカレンダーアプリは個人用の管理ツールばかりだったので、家族や恋人など、複数の人と予定をシェアできる家の壁掛けカレンダーのようなコンセプトで開発しました。

2015年3月にリリースして、国内外含めユーザー数は1,700万人になります。
特に共働き家庭や恋人同士がお互いの予定を共有するために利用しているケースが多いですね。「今日はご飯いらなかったのに」とか、「来週授業参観あるのに間違えて予定入れちゃった」とか、そういったすれ違いを防ぐことで家族や恋人の関係のお手伝いができたらいいなという思いで作っています。

茂木:毎日使える、生活に溶け込むアプリですね。TimeTreeは直感的に操作できるUIなので、はじめて見た時もひと目で使い方がわかりました。
1,700万ってすごいユーザー数ですが、リリースしてすぐダウンロード数は伸びたんですか?

吉本:いえ、当時はまだ無名企業だったのでどこのニュースサイトもプレスリリースを載せてくれませんでした。そんな時に代表の奥さんがTwitterで「リリースしたアプリをどこも取り上げてくれなくて旦那が部屋の片隅で突っ伏してる」と呟いたのが1万リツイートを超えてバズる出来事があって、それがきっかけで各メディアでもかなり話題にしてもらいました。

茂木:1万リツイート!!アプリヒットの影に奥さんの存在があったんですね。

吉本:リリースして数ヶ月は特別なプロモーションなどは行わなかったです。ユーザーからの問い合わせにとにかく丁寧に答えたりして、口コミでじわじわ伸びていった感じですね。

牧野:ストアの開発者コメントとかレビューへの返信が個性的で面白かったです。

吉本:ツールはどうしても無機質になりがちなので、人が作っている温かみを前面に出したいと考え、そのあたりの書き方はかなり工夫してます。問い合わせに対してもユーザーの温度感によって回答の文体を変えたり、あとはイベントを開催して実際にユーザーと交流したりもしてます。

茂木:アドジェネも5年以上、ビールナイトというイベントを通じて定期的に媒体社さんと交流してます!そういう場だと普段表に出てこない話や意見も聞けますし、お客様とのつながりを作るのは大事ですよね。

香川:後半はメインユーザーの主婦層の多い媒体への記事広告やFacebook広告などのオンラインにも出稿しました。去年はテレビCMも流しましたよ!

どの施策でも、ユーザーの生活にTimeTreeを自然に定着させるために、どういう人に長く使ってもらえるかは常に意識してます。なので基本的にリワードなどの獲得系の出稿は行いませんでした。
ただ、TimeTree自体は多くが口コミやユーザー間の招待で利用者が増えており、それは今も変わっていないです。

牧野:初期は手厚いサポートでコアなファンを着実に獲得しながらサービスの世界観を作り込んで、後半一気に広告施策でユーザーを伸ばされたんですね。

2. マネタイズについて①
ユーザビリティ最優先でたどり着いた広告配信構成

茂木:現在のマネタイズについて教えて下さい。

香川:自社で「TimeTree Ads」という広告サービスを展開しているので、将来的にはそれを主軸にしていきたいと考えていますが、現時点ではアドネットワーク等も導入してマネタイズの最大化やユーザーの反響を分析するなど、総合的な運用をしています。

牧野:アドジェネはAmazonのヘッダービディング(※)ソリューション「Transparent Ad Marketplace(TAM)」のビッダーとして導入いただいていますよね。

(※)ヘッダービディング:広告枠をもつパブリッシャーが、広告リクエストを複数のビッダー(事業者)に瞬時かつ一斉に送り、最も高い価格で入札されたビッダーの広告を配信することができるツール。透明性の高い広告取引により、パブリッシャーの収益機会の最大化が期待できる。

TimeTreeさんでは、どのような構成で広告の運用をされているのでしょうか?

吉本:アドサーバーは「Google Ad Manager」を使っています。その中で「Google Ad Exchange」をメインに配信しつつ、「Facebook Audience Network」「MoPub」を導入しています。そこへプラスオンでTAMによる広告配信を行っていて、ビッダーはアドジェネ含め7社導入していますね。

茂木:ビッダー7社導入ってすごい!アプリにTAMを導入している媒体社自体まだ少ないのに、かなり極めてますね。

香川:特にTAMはAmazonのEC広告が配信されるので、TimeTreeの主婦ユーザーとの親和性は高いです。TimeTreeは生活に密着したアプリなので、ゲームのようなエンタメ系広告よりもECのような広告の方がユーザーの反応が良いですね。

「TimeTree Ads」でも、できるだけシームレスにTimeTreeから購買につなげたいという思いがあるので、生活に根付いたサービスやライフイベントに紐づいた訴求をしたいと考えています。例えば、記念日の予定を入れているユーザーに対し「ギフトを宅配できるサービス」を、旅行の予定を入れているユーザーに「(旅行の思い出の)写真を印刷できるプリンター」の広告を出したり、といった形で届けていきたいと思っています。

牧野:ちなみにアドジェネの調子はどうですか?

香川:ビッダー7社の中ですと真ん中くらいですかね。弊社の場合は非ゲーム案件が潤沢にある外資系ビッダーが強くなっていますね。

ただ、アプリ向けの配信では、不適切できわどい広告が混ざることも多い中で、アドジェネに関しては広告案件が良質ですし、個別の要望にも真摯に対応いただけるので、その点が助かってます。

茂木:多くのデマンドを配信しているとどうしても望ましくない広告が混ざってきますからね。
アドジェネも広告クリエイティブの質については重要視していて、各広告事業者側に予めアドジェネの掲載基準をクリアしたものを配信するようお願いしているのに加え、今後の展開として、クリエイティブ単位で、手動はもちろん、自動的に不適切な広告を配信させないような便利な仕組みをリリースしようと思っています。

香川:子供との予定画面にきわどい広告が表示されてしまうとユーザーに不快な思いをさせてしまうので、それは避けたいですね。広告の制限と収益はトレードオフの面もありますが、できる限りユーザーの気持ちを考えた広告配信をしたいと思っています。

事業者に自分たちが無茶を言っていると感じることもあるのですが、アドジェネはそこで「無理です」「そういうものです」などと突っぱねずに、自分たちの利益ではなくサービスの方針を最優先に考えた広告配信の構成を提案してくれるなど、真摯に対応いただけるところが嬉しいです。

茂木:アドジェネは外資系のDSP事業者さんからも日本のアプリ在庫を多く持つSSPとして認知されていて、新規接続のご要望をいただくことがすごく多いんです。アプリ在庫の買付意欲が高いDSPは今後も増えていくので、ご期待下さい!

3. マネタイズについて②
ヘッダービディングTAM導入により収益向上に成功

茂木:この“上級者”な構成にはどうやってたどり着いたのでしょうか?TAMについてはアドジェネからご提案させていただいたということもあったかと思いますが、もともと香川さんが広告出身で詳しかったこともあるのでしょうか。

香川:僕はそこまでマニアックではなかったです(笑)
ただ自分たちで広告の出稿や「TimeTree Ads」の提供もしているので、広告主側と媒体側、どちらの気持ちも理解できる状況だったことは大きかったと思います。また会社のメンバーもさまざまな職種から集まっているので、探究心のあるチームであるという点が大きいかも知れません。

茂木:導入作業はいかがでしたか?大変だったり面倒だったことはありましたか?

吉本:エンジニアにTAMの仕組みを説明して理解してもらう必要がありましたが、その後の導入作業自体は1週間くらいで、アップデートも特に問題なく完了させられました。

茂木:素晴らしいですね・・・!導入初期からビッダーとしてアドジェネを使っていただけた理由は何ですか?

香川:タイミングが良かったという点もありましたが、一緒に取り組ませていただくからには、弊社の状況やサービスへの思いに共感いただかなければならないということがありました。

アドジェネからは、Amazonやアドジェネの広告在庫など、TimeTreeユーザーと親和性が高く、良質かつ高単価な広告案件が配信できるようになるという、アプリの方針を理解した上でご提案をいただけたのが良かったと思います。

吉本:入れようと思えばいくらでも広告事業者を追加導入することはできるのですが、TimeTreeのような「ツールとコミュニケーションの中間」のアプリに相性の良い事業者は限られています。その中で、アドジェネのように、良質な広告をアプリ面で配信できる事業者は貴重です。あくまでユーザビリティを大前提にして、それに沿った提案をしていただけたのがポイントでした。

香川:ひたすら“儲かる”だけの実装を提案されることもあるのですが、そういったことはしたくないですね。

茂木:生活ツールとして長く使ってもらうアプリですから、短期的な収益性を追求するよりも、長期的にユーザーに使ってもらえるような広告実装にしたいと私たちも考えています。
すごく良いフィードバックをもらえました、これはアドジェネにとって今後の糧になる!

香川:あとはTimeTreeは海外ユーザーも伸びているので、グローバルなマネタイズは念頭に置いています。

牧野:海外ユーザーはどこから流入してくるんですか?

吉本:ほぼ口コミですね。アプリも13か国語に対応してます。

牧野:13か国語・・・すごい!!

茂木:実際にTAMを導入して、収益性はどうなりましたか?

吉本:TAMの配信比率が急激に伸びているわけではありませんが、他の事業者に比べCPMが10〜20%程高いので、それによって全体の収益は向上しています。

茂木:TAM分の収益が上乗せされているイメージですね。良かった!

4. TimeTreeの今後の展望
予定管理のプラットフォームとしてのアプリ・広告サービス拡大へ

茂木:TimeTreeの今後の展望を聞かせて下さい。

吉本:サービスに関してはまず国内でメジャーになることを大前提においています。ヨーロッパ圏を中心としたグローバル展開も準備していて、プロモーションなども使ってどんどん仕掛けていくつもりです。

機能面ではAPI提供もしたいですね。TimeTreeがなくてもユーザーと接触できる機会を増やしていくことで、いちアプリではなく、予定管理のプラットフォームとしてインフラ化させたいです。
例えば、宅配業者と連携して配達日をカレンダーに自動反映したり、音声AIに予定を聞けるようにしていきたいと考えています。

牧野:私も大学で映像制作をやっていた頃、実際にTimeTreeでAmazonに発注する小道具を作品ごとに配達管理してたので、それが自動連携されるってわくわくしますね!

茂木:TimeTree Adsについてはどうでしょう?

香川:TimeTree Adsは2018年7月から純広告の販売を開始し、2019年10月からは運用型広告も提供開始します。ユーザーのカレンダーを元にした広告配信をオンライン上で自由に設定できるので、他の広告プロダクトとは違った新しい広告価値を提供できると思います。

茂木:一般的にネット広告はユーザーが過去に閲覧したサイトなど、過去の実績に基づいてターゲティングをしていますが、TimeTree Adsはユーザーの未来の出来事にもとづいてターゲティングできるということですよね。そこが強い。

香川:そうですね。カレンダーを通じて自分たちができることを考えた時に、ユーザーにとってこれから何が必要かを提案できる立場にあるので、広告という形でも、そのサポートをしていきたいですね。広告業界ではTimeTree Adsはまだまだ知名度が低いので、しっかりPRしていきたいです。

茂木:アプリ系の広告主さんでも出稿できますか?

香川:大丈夫です。最低広告出稿金額は10万円〜!お問い合わせお待ちしてます。

<TimeTree Ads出稿のお問い合わせはこちらまで!>

茂木:大人気になりそうですね。アドジェネとしても引き続き全力でお手伝いさせていただきます!

まとめ
急成長中のカレンダー共有アプリ「TimeTree」を運営する株式会社TimeTree様に、ユーザービリティを維持しつつヘッダービディングを活用して広告収益を向上させた事例を取材しました。
アプリへのヘッダービディング導入を検討されている媒体社様の参考になればと思います。

ちなみにアドジェネはTAM以外にも「Prebid.js」及び「Exchange Bidding(EBDA)」の公式パートナーとしても対応していますので、ご興味ある媒体社様はお気軽にお問い合わせ下さい。

取材にご協力いただいた香川様、吉本様、ありがとうございました!

Ad Generation

「Ad Generation(アドジェネレーション)」は、楽しく、自由につかえる、パブリッシャー向けアドプラットフォームです。国内外の主要な広告配信事業者とのパートナーシップにより、広告の自動最適化配信や、収益レポートの一元管理を行うことで、広告収益最大化と広告運用コスト削減を支援します。
“制約なくご利用いただけるアドサーバー”という設計思想に基づき、パブリッシャーのニーズに合わせた自由度の高い広告配信設計が可能なうえ、ヘッダービディングへの対応など、最新のアドテクノロジーとサービスにより国内大手パブリッシャーを中心にスマートフォンアプリ/ウェブにおける最大規模の導入シェアを誇ります。

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