2024年4月1日より、Supership株式会社は親会社であるSupershipホールディングス株式会社に吸収合併されました。
合併に伴い、存続会社であるSupershipホールディングスは社名をSupershipに変更し、新たな経営体制を発足しました。本件に関する詳細は、プレスリリースをご確認ください。

ECサイトをリテールメディア化するために必要な準備とは? ‐データ分析に基づいたきめ細やかな提案で、ECサイトにおける広告収益とユーザーベネフィットを最大化するプロダクト「S4Ads」を紹介‐

プロダクト

ECサイトをリテールメディア化するために必要な準備とは? ‐データ分析に基づいたきめ細やかな提案で、ECサイトにおける広告収益とユーザーベネフィットを最大化するプロダクト「S4Ads」を紹介‐

「リテールメディア」と呼ばれる自社サイトに広告枠を設置し新たな収益を得る手法が注目を集めています。Supershipの「S4Ads」は、初期費用をかけずに商品広告を容易に出稿できるソリューションです。本記事では同サービスが提供する価値や、多くのECサイトに支持されている理由について解説します。自社で運営するアプリやECサイトに広告枠を設置し、広告による新たな収益を得る「リテールメディア」が、流通・小売事業者やECサイト運営者の間で注目を集めています。
3rd Party Cookieの規制を受け、企業のマーケティング活動において1st Party Dataの活用が進んでいることや、コロナ禍による消費者の購買行動の変容を受け、既に海外では広く普及しています。
SuperMagazineでも「リテールメディアとは?」と題し、リテールメディアが注目を集めている背景と、その理由について詳しく解説しました。
しかしながらリテールメディアは「自社サイトに広告枠を設置したら、万事順調」というわけではありません。継続的に収益を得るためには、効果的な広告運用や広告主を獲得する営業力が必要です。また、自社サイト内の検索機能やレコメンド機能といったユーザビリティの最適化も欠かすことのできない対策です。

今回は、初期費用をかけることなくECサイト内に商品広告の出稿機能を容易に組み込むことができるSupershipのソリューション「S4Ads(エスフォーアズ)」についてご紹介します。「S4Ads」は2017年よりサービスを開始し、大手ファッション通販サイトをはじめとする多数のECモール、サイトに導入いただいています。

同サービスのセールスを担当する杉本に、S4Adsだからこそ提供できる価値や、多くのECモール・サイトに支持いただいている理由について聞きました。


杉本 尚弥(Supership株式会社)
コマースソリューション部 プロダクト2グループ リーダー

「三方良し」のリテールメディアで実現できること

―流通・小売事業者やECサイト運営者を中心に、リテールメディアに対する注目が高まっていますが、この盛り上がりをどのように捉えていますか。

杉本:お客さまとのコミュニケーションの中で、リテールメディアに対する興味・関心が高まっていることは、私たちも実感しています。1~2年前は、自社サイトに広告枠を設置すること自体があまりポジティブに捉えられていませんでした。「広告枠を設置することで、ユーザーが検索した結果に”何らかの影響”を及ぼしてしまうのではないか」という漠然としたイメージを抱かれたり、具体的にどのように運用すればいいのかわかりづらかったのでは、と思います。
昨今では、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、ZOZOTOWNなど、大手ECモールがサイト内広告に注力しており、その成功事例が国内の流通・小売事業者やECサイト運営者の間で徐々に浸透してきたこともあってか、お客さまの方から問い合わせをいただくケースも増えています。

実際にS4Adsを導入いただき、リテールメディアとしての運用が進んでいるECモールやサイトにおいては、商品売上とともに広告売上も堅調に推移し、広告枠を積極的に拡充されているクライアントが多い印象です。広告(PR)として表示された商品をユーザーが納得してクリックし購買に至っているので、高い広告効果が得られると同時に、継続的な売上への貢献を実感いただいています。

ユーザーにとって違和感ない形で広告枠が設置されたECサイト(イメージ)


広告枠が設置されたECモールやサイトを利用するユーザーにとっては、広告ということに気づかないこともあるほどストレスフリーで、ユーザーが探している商品にマッチした広告が、検索結果に溶け込むように違和感なく並んでいるのが特徴です。
このようなユーザーメリットが、結果的に広告効果に寄与していると言えるのではないでしょうか。

―ECサイトのリテールメディア化で解決できる課題や、得られるメリットについて教えてください。

杉本:リテールメディアで得られるメリットは、流通・小売事業者およびECサイト運営者・消費者・広告主の三者それぞれにあります。
まず、流通・小売事業者とECサイト運営者においては、既存の商品売上に加えて広告収入を得ることができるのが大きなメリットです。また、広告で得た収益を販促施策の原資とし、ユーザーのインセンティブとして還元すれば、それが新たな集客機会となり、結果的に流通額の拡大にもつながると考えます。

広告主においては、広告を出すことでユーザーとの接点が増えるため、新たなファンを獲得できることがメリットとして挙げられます。従来のデジタル広告は、認知獲得を目的とした不特定多数のユーザーに訴求するものが一般的でしたが、リテールメディアにおいては、サイト内検索広告・レコメンド広告など、ユーザーが検索した結果に対して広告を表示する、即ち購買意欲が高いポイントで訴求できるため、コンバージョンを獲得しやすく広告の費用対効果が高いと言えます。
これまで検索結果の上位に表示させることができず、他のメーカーやブランドに検索順位で負けてしまい、売上が伸び悩んでいた広告主にとっては、このような解決策があることに大きなメリットと商機を見出していただいています。「このサイトで購入しよう」と思って、能動的に訪問・検索いただいているユーザーに対して表示する広告なので、Facebookなどのメディアに出てくる広告とは性質が異なります。

これらのポイントをユーザーの視点に置き換えると、その利点は一目瞭然です。ユーザーは、不要な広告に触れることなく自身の興味・関心が高い商品の情報を最適なタイミングで取得することができるので、より豊かで快適な購買を体験できるのです。

リテールメディアビジネスでやるべきは3つ

―ECサイトをリテールメディア化して広告収益を得るためには、どんな準備が必要なのでしょうか。

杉本:リテールメディアに取り組むにあたっては、主に次の3ステップが必要です。S4Adsを導入することで提供できる価値についてもご紹介しながら、解説します。

自社ECサイトをリテールメディア化するために必要な3つのSTEP

1.ECサイトに広告枠を設置(導入)する
広告枠を設置するにあたっては、少数枠で小さく始めるよりもWEBページのフロント部分に大々的に設置する方が、高い効果が期待できます。また、RPS(一検索あたりの収益)を上げるためには、CPCとCTRのどちらか片方だけが高い状態では、効果が最大化できないため、バランスを鑑みながら適切に運用する必要があります。
広告運用に慣れていないお客さまにおいても、Supershipが具体的且つきめ細やかなご提案をいたします。

2.広告主(メーカー、ブランド、店舗)へ、広告出稿を提案
広告枠(表示回数)、広告主、広告商品の3つが、いずれも一定のボリュームを担保できなければ、本来のパフォーマンスが発揮されず、収益を拡大することは困難です。
高い広告パフォーマンスを得るためには、広告掲載位置の最適化はもちろん、十分な広告在庫を確保するための営業活動が重要となりますが、ECサイト運営者にとって新たなリソースを確保することは、なかなか難しい事情があると思います。
そこで、Supershipではお客さまに代わり、広告主に対して広告出稿のご提案をする営業代行サービス(オプション)も実施しています。
出稿のご提案にあたっては、広告主が展開する商品群の特徴や運営体制を踏まえ、管理画面での広告の配信設定まで丁寧にアドバイスさせていただきます。
たとえば、初めは商品の販売単価に応じたクリック単価を一律に設定して広告配信を開始し、ある程度の実績や広告主の運用体制も整った段階で、さらに成果をあげるために入札制に切り替えて配信をするなど、ユーザーの動向を分析して広告設計の最適化をサポートいたします。

3.広告運用と改善
広告主に対する提案活動と並行して、広告効果を最適化するための施策を継続的に行うことが重要です。たとえば、ユーザーの性別・年代などの属性に応じて表示する広告(商品)を変えたり、売れ行きが好調な商品をスコア化して表示ロジックに加味するなど、細かいチューニングを行います。
私たちは売上データを徹底的に分析し、データに基づいた広告運用を実現することで、お客さまの収益を最大化するビジネスパートナーとして、PDCAを回すサポートをいたします。

―最後に、ECサイトでのリテールメディアビジネスを検討されている読者の皆さまに向けて、メッセージをお願いいたします。

杉本:日々いろいろなモノやコトが「検索」されている中で、求人(人材)・物件(不動産)・美容・グルメ・旅行・自動車など、あらゆるサービスのECサイトには、リテールメディア化できる余地があります。
Supershipは創業以来、広告・検索の双方の領域で独自のプロダクトを開発し、ソリューションを展開してきました。広告・検索双方の技術と知見が組み合わさったS4Adsは、まさに私たちの強みが集結しており、これまで培ったノウハウを活かすことでお客さまに最大限の価値を提供できるサービスです。
流通・小売事業者およびECサイト運営者、広告主、ユーザーの「三方良し」を実現するリテールメディアビジネスに少しでも興味をお持ちいただいた方は、是非お気軽にS4Adsにご相談ください!

S4Ads(エスフォーアズ) https://www.s4p.jp/s4ads/

ECサイト内に商品広告の出稿機能を容易に組み込むことができるソリューションです。ECサイト内に広告枠を設置し、メーカーやモール出店者に向けた広告販売機能を提供することで、商品販売以外の広告による新たな収益を創出することができます。

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Supershipの「S4シリーズ」は、サイト内検索ソリューション『Supership Search Solution:S4(エスフォー)』をはじめ、商品広告の出稿機能を容易に組み込み、リテールメディア化ができる『S4Ads(エスフォーアズ)』、パーソナライズされたレコメンドで収益向上を支援する『S4Recommend(エスフォーレコメンド)』など、EC事業者さま向けに提供するサービス群です。

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