2024年4月1日より、Supership株式会社は親会社であるSupershipホールディングス株式会社に吸収合併されました。
合併に伴い、存続会社であるSupershipホールディングスは社名をSupershipに変更し、新たな経営体制を発足しました。本件に関する詳細は、プレスリリースをご確認ください。

『GANMA!』のケーススタディ 動画リワードでAd Generationを活用
コラム

『GANMA!』のケーススタディ 動画リワードでAd Generationを活用

コミックスマート株式会社が提供するマンガアプリ「GANMA!(ガンマ)」では、Supershipが提供するパブリッシャー向け広告配信プラットフォーム「Ad Generation(アドジェネ)」の動画リワードを導入いただいています。

今回は「GANMA!」のマネタイズ担当の小林様にお時間をいただき、動画リワード導入の背景や活用事例を伺いました。

累計1,600万DLを突破したマンガアプリ

コミックスマート株式会社は、「マンガ家の職業価値を向上させ、子供たちの憧れの職業にする」をミッションに掲げ、マンガ家支援プログラムをゼロから構築し、2013年にマンガアプリ「GANMA!(ガンマ)」を開始しました。
「GANMA!」は、様々なジャンルのオリジナルマンガ270作品以上を掲載しており、累計1,600万DL(ダウンロード)を突破しています。
連載中のオリジナルマンガは第1話から最新話まで全話無料で読むことができ、サブスクリプションサービス「GANMA!プレミアム」では、いつでも広告なしで連載中・完結済のGANMA!オリジナルマンガと、GANMA!セレクションによる充実したマンガラインナップを楽しむことができます。
また、「GANMA!」はユーザーファーストの視点を持ち、リーダー部分に指定のページへ移動できるシーク機能をつけたり、縦読み・横読み切替ボタンをつけたりするなど、ユーザーからのニーズに応えながらオリジナルコンテンツの開発を行っています。

動画リワード導入の背景

当初は、自社システムでバナー広告やネイティブ広告を配信することで収益化を行っていました。2018年に「GANMA!プレミアム」をスタートしサブスクリプションでの収益化を開始。そして2020年にさらなる収益モデルの構築を目指し、一般ユーザーを対象とした動画リワード広告の導入と配信を行うSSPの検討を始めました。

動画リワードを始めるにあたっての課題

動画リワードを始めるにあたってコミックスマート株式会社は下記のような課題をクリアする必要がありました。

① マンガ作家さんの理解を得る

動画リワード広告を表示することはアプリユーザー(読者)に一定の負荷をかけてしまうことになるため、パートナーでありコンテンツを提供いただくマンガ作家さんにもご理解いただく必要がありました。

② 広告の質を担保する

「GANMA!」では、一般ユーザーに対し、複数話に一回動画リワード広告が表示され、それを視聴すると、次の話が読めるようになっています。そのため、広告枠の在庫がいつも埋まり、しっかりと広告が表示されるような仕組み作りが必要でした。それに加えて、動画リワード広告は、ユーザーの端末の全画面に表示されるため、より厳密に広告の内容を管理する必要がありました。また、コミックスマート株式会社はユーザーファーストであることを大事にしているため、これまでアドネットワークで広告を配信していたときと同じように、ユーザーが不快に思うような広告クリエイティブは配信しない仕組みが必要でした。

③ 運用や開発にかかるコストを削減する

自社でアドネットワークを複数契約し配信をしているバナー広告では、様々な面でコストがかかっていました。運用面では、特に広告内容の管理において、目視のチェックやユーザーからの問合せ対応に工数がかかることが課題でした。また開発面においては、アドネットワークの契約数が増えると問合せ先が複数にわたってしまい、何か事象が起きた際に原因解決まで時間がかかることが課題としてありました。これらの課題を抱える中で配信する広告フォーマットを追加すると、運用・開発担当者の負担が増してしまうことが懸念点でした。

メディアの要望を叶えたAd Generationのサービスとサポート

様々な課題を解決するためにコミックスマート株式会社は以下のような工夫を施しました。

① 動画リワードのメリットを活かす

動画リワードは、広告を視聴する代わりにユーザーが報酬を受け取ることのできるフォーマットです。ユーザーの意思で広告を最後まで視聴するため、他のフォーマットと比較すると、広告に対する好意と理解を促しやすい点から収益性も高いことが特徴です。「GANMA!」では、この広告収入の一部を作家さんへ還元しているため、動画リワード広告はユーザー、広告主、「GANMA!」に関わる人々の三方が嬉しい広告であるということを作家さんはじめすべての方々に理解してもらうことで施策の実施に到ることができました。

② Ad Generationの機能を活用

広告在庫を担保するために、アドネットワークの広告がない場合には、自社広告を配信するようにしました。これはAd Generationが提供する無料の安心機能です。また広告内容の管理においては、Ad Generationのクリエイティブチェック機能で定期的に配信案件の内容を監視することで、ユーザーが不快に思うような広告が配信されないようにしています。

③ Ad Generationのサポートを利用

Ad Generationには動画リワード専任の運用担当者やエンジニアがいるので、収益最大化とサポート体制が充実しています。窓口一つで、運用とリリースまでの開発面のサポートを受けることができるので、懸念点となっていた不適切な広告のブロックや問合せにかかるコミュニケーションコストの削減が実現できました。

Ad Generation導入後

一般ユーザーへの動画リワード導入後も、「GANMA!」において無料でマンガを読めることに対する満足度は高く、変わらずにアプリを楽しんでいるというユーザーの方々からの声をいただいています。また、Ad Generationで安定した収益をあげられており、ユーザーの理解を得ながら広告収益を向上させることに成功しました。加えて、これまで広告運用や開発にかかっていた工数が削減されたことで、マネタイズ担当者はサブスクリプションサービスの運用により注力することができるようになりました。

コミックスマート株式会社『GANMA!』
マネタイズ担当:小林哲也様

動画リワード広告を導入する際に、Ad Generationさん側は、私たちの「ユーザーに負担がかかると判断した広告クリエイティブは配信しない」という想いにも理解がありました。
開発面や運用面でも手厚くサポートをしていただいており、とても心強いです。
Ad Generationさんには今後もユーザーファースト視点でいてほしいと思います。

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Supershipの「Ad Generation(アドジェネレーション)」は、楽しく、自由につかえる、パブリッシャー向けアドプラットフォームです。国内外の主要な広告配信事業者とのパートナーシップにより、広告の自動最適化配信や、収益レポートの一元管理を行うことで、広告収益最大化と広告運用コスト削減を支援します。
“制約なくご利用いただけるアドサーバー”という設計思想に基づき、パブリッシャーのニーズに合わせた自由度の高い広告配信設計が可能なうえ、ヘッダービディングへの対応など、最新のアドテクノロジーとサービスにより国内大手パブリッシャーを中心にスマートフォンアプリ/ウェブにおける最大規模の導入シェアを誇ります。

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