2024年4月1日より、Supership株式会社は親会社であるSupershipホールディングス株式会社に吸収合併されました。
合併に伴い、存続会社であるSupershipホールディングスは社名をSupershipに変更し、新たな経営体制を発足しました。本件に関する詳細は、プレスリリースをご確認ください。

CPCとは何かを勉強してみる

コラム

CPCとは何かを勉強してみる

※この記事は、2018年7月まで掲載されていた旧ScaleOutブログの記事を再掲したものです。

ほぼ毎日、会話にでてくるCPCという単語

「先日提案した案件決まりました。予算500万円のCPC100円で5万クリックです。目標CPA3,000円です。」

「開始日と終了日は?」

「開始はなるはやで、終了日は今月末です。」

「今月末っていうと、クリエイティブ審査通してあさって開始できたとしても残り10日か。1日5,000クリックペースね。でも今月は12月だから早めの掲載ペースのほうがいいね。月末は予算消化のキャンペーンが多くてボリュームでなさそうだから。初速は日に8,000クリックくらいで進捗させようか。」

「わかりました。よろしくお願いします。」

・・・・

みたいな会話がインターネット広告代理店では日々交わされています。

インターネット広告に関係する人ならば、必ず耳にするCPC(シーピーシー)。ほかにも「CPCがあがった」「さがった」とか「CPCいくら?」など、日常会話の中で飛び交うインターネット広告業界の用語です。

CPCの意味・定義

ここで、ちゃんとした意味・定義を調べてみましょう。

ネット広告の掲載料金の単位の一つで、クリック1回あたりの料金。Webページやメールに掲載したテキスト広告やバナー広告などがクリックされ、顧客サイトに訪問者が訪れるとCPC1回分の料金が発生する。このような課金を行う広告をクリック保証型広告という。CPCは配信規模や掲載方式などによって異なるが、概ね数円から数十円程度である。最近では検索連動型広告の普及と広告主の増大により、人々がよく検索するキーワードではCPCが数百円から数千円に登ることも少なくない。
CPCとは【Cost Per Click】(クリック単価) – 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典

ちなみに、リスティング広告ではCPCはPPC(Pay Per Click)と呼ばれていて、Cost(コスト)がPay(ペイ)とされています。

ひとことで言えば「クリック単価」ですね。1クリックにつき広告主がXX円払いますよ、と。さっきの会話にあった案件だと100円です。広告主が1クリックあたり100円を払ってくれます。

グロスCPCとネットCPCを間違えないように

で、インターネット広告代理店がだいたい15%ほど手数料(マージン、またはコミッションと言います)を引いて、広告を掲載してくれたメディアの媒体社に報酬として掲載料を支払います。さっきの案件だとメディアが受け取れるのは代理店手数料15%に当たる15円を100円から引いた85円です。Google Adsenseで広告収入を得ているときに出てくるクリック単価は手数料がすでに差し引かれたこの金額です。メディアが受け取るCPCをネットCPC(USではmedia cost)といいます。広告主が支払うCPCはグロスCPC(USではRevenue)といいます。単にCPCとだけ言ってやり取りをしていると、ネットとグロスがこんがらがってしまいうので要注意です。時に事故が起きます。

グロスとネットにまつわる事故の例:

  • 間違えてグロスCPCで媒体を買い付けてしまい、自社のマージンが消滅状態に。
  • 広告主からあずかった予算をネットCPCで割り算して予算クリックを算出しまい、その結果本来よりも多いクリックを買い付けて、クリック出しすぎ状態に。
  • 継続案件でグロスを上げたにも関わらず、ネットをあげてなくてマージンが膨張して扱いに困る状態に。
  • マージン計算を間違えて正しくないネットCPCで媒体を買いつけてしまい収支計画が総崩れ状態に。
  • 配信サーバーにCPCを桁間違いして入力してしまいネットCPCが10倍になり、超逆ざや状態に。
  • その他多数

インターネット広告代理店では販売担当と入稿担当、運用担当が分かれているケースも少なくないので、伝言ゲームの結果、ともすると誰もが「オレェ・・・?」状態に陥ることがあります。事故はその名の通りハッピーになる人が誰一人いないという特性を持っているので、正直おそろしいです。なので、みな事故ゼロを目指しています。細かいことに気のつく女性をチェック担当に据えるなど各社、工夫を凝らしています。

高いCPC

CPCが高ければ高いほど代理店の実入りは大きいし、媒体社の報酬も増えてハッピーです。だけど、そうすると今度は広告主の広告費がかさんでしまって大変です。おなじ1,000クリックでもクリック単価が倍の値段になれば、広告費は倍にかさみます。高いCPCはそれなりの価値を広告主が感じて購入しているので、ターゲティング広告やプレミアムなメディア(有名なサイトやみんなから人気のあるサイト)である、などの理由があります。リスティング広告では人気のワードや「クレジットカード」「中古車」「不動産」「FX」などのビッグワードが高いCPC(PPC)を実現しています。

CPCの課題

ただこのCPCにもちょっとした課題や疑惑の余地があります。

  • 広告主にCPCで販売していても媒体の買付けはCPM(CPCではない方式による課金)のため、逆ざやになるケースが避けられない
  • 媒体社にとっては、クリックされなかったインプレッションは無駄になっているのではないか疑惑
  • 媒体社にとっての収益源がクリックである以上、クリックされることに特化したレイアウトにした結果、ミスクリックを誘発するようなつくりになってしまうこともあり、純粋な広告クリック行動ではなくなっていたりする
  • CPCが固定価格かつクリック保証型の場合、先に入稿した者勝ちで媒体社の媒体在庫が埋め尽くされてしまうので高単価の案件を月末などの締め日前に受注できない機会損失が発生することもある(もちろんオークション方式のCPCもあります、その場合は案件ごとにMAX CPCを指定して、クリック保証はせずに高い案件から優先配信)
  • その他多数

CPC以外にも課金方式はたくさんある

以上、ざざっとCPCについておさらい的に勉強してみました。CPなんとかファミリーには、CPC以外にもCPM,CPA,CPD,CPIなどいろんな種類があるので、引き続き勉強していきたいと思います。


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