2024年4月1日より、Supership株式会社は親会社であるSupershipホールディングス株式会社に吸収合併されました。
合併に伴い、存続会社であるSupershipホールディングスは社名をSupershipに変更し、新たな経営体制を発足しました。本件に関する詳細は、プレスリリースをご確認ください。

経営陣が語る!2019年のSupership

2019年、新年あけましておめでとうございます。
創立3年を迎えたSupershipは今後もさらなる成長を続けていきます。
本記事では、Supershipからの新年のご挨拶として、2018年度を振り返りながら2019年度の戦略や意気込みを経営陣が語るインタビューをお送りします。


ーSupershipグループとして、2018年を振り返ると、いかがでしたか?

Supershipホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO 森岡康一

森岡:2018年を振り返ると、色々な出来事がありました。大きなトピックスとしては、Supershipの親会社となるSyn.ホールディングスをSupershipホールディングスとして社名変更いたしました。同時に、よりスピーディーな経営体制の実現に向け、SupershipホールディングスとSupershipの役員体制の変更を行いました。
(参考:「Syn.ホールディングス株式会社」から「Supershipホールディングス株式会社」への社名変更と役員異動に関するお知らせ

さらに、10月に実施したSupershipグループ事業戦略発表会においては、Supershipグループが掲げる「新たな価値を共創する世界的なテクノロジー企業群になる」というグループビジョンのもと、スタートアップ企業群を統合しながらビジネスを展開していく経営方針と、大企業のリソースを活用しながらスタートアップならではのスピード感で急成長をする「ハイブリッドスタートアップ」として、世界的なデータテクノロジーカンパニーを目指すという決意表明をさせていただきました。
その際に制定したグループビジョンが先述の「新たな価値を創造する世界的なテクノロジー企業群になる」で、このビジョンには来たる5G・IoT時代に向けてマーケティングプラットフォームのみならず、日本や世界の企業が抱える経営課題をデータやテクノロジーの力で解決していくという想いを込めています。

また、すでにプレスリリースでも発表を行った通り、よりイノベーティブな環境でデータテクノロジーカンパニーを目指すべく、2020年には現在建設中のグローバルレベルの大規模オフィスと商業施設を持つ複合オフィスビル「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」へ移転も予定しています。2019年は、こうした決意をしっかりと証明できるように、さらにSupershipグループ一丸となってチームプレーでガンガン攻めていきたいと思っています。

ーSupershipの代表取締役CEOとして就任された大朝さんからも、2019年のSupershipをどんな会社にしたいか、お聞かせいただけますか?

Supership株式会社 代表取締役社長 CEO 大朝毅

大朝:森岡さんからありました通り、2018年はSupershipグループとしてのチーム体制をしっかり整えるための基盤づくりを中心にやってきました。
グループの中核を担うSupershipの代表に就任させていただいたからには、こうして整えた基盤で、会社をどこまで大きく成長させていくことができるか、限界まで挑戦をしていきたいですね。

大変ありがたいことに、Supershipには様々な道のプロフェッショナルが仲間としてジョインしてくれています。Supershipが誇る国内最大級のデータを解析するデータサイエンティスト達、また、データを活用した高度なプラットフォーム開発をおこなうエンジニア達、マーケティングを知り尽くしたセールスやプランナー達…こうした、様々なバックグラウンドを持つ頼もしい仲間と一緒に仕事をすることで、そのシナジーは今後無限大にもなると確信していますので、とても楽しみですね。

ーSupershipグループ成長の秘訣はどこにあったと思いますか?


森岡:大朝さんも触れていましたが、頼もしい仲間達が集まってくれたからこそ、成長を続けてこれているのかと思います。Supershipグループとしても、昨年度はデータ分析・コンサルティングを専門におこなっているDATUM STUDIO株式会社とちゅらデータ株式会社というプロフェッショナル集団がグループにジョインしてくれました。
データテクノロジーカンパニーを目指す我々として、非常に心強く、頼もしい仲間たちです。
2019年度は、彼らともっと団結し、グループ各社のソリューションや強みを活かした一気通貫のサービスを提供していきたいですね。   

また、Supershipでは7月にスタジアム観戦VRプラットフォーム「XRstadium」をリリースしましたが、こうした、来たる5G時代を見据えた新たな事業展開や、ネクストスクリーンを通じた次世代のコミュニケーションへの挑戦も引き続き積極的に推進していきたいと考えています。

ーSupershipの成長の秘訣もお聞かせください。


大朝
:グローバルでも大手のプレイヤー達と、Supershipのデータやテクノロジーを武器にビジネスができるようになったことだと思います。
2018年を振り返ると、5月には「Ad Generation」がグローバル大手のAmazonと国内初のパートナーシップを締結し、9月には中国でシェア2位を誇る大手ECのJD.comとの戦略的提携を行いました。
こうしたグローバルでも大手プレイヤー達とのパートナーシップは、大企業との共創が特長となるハイブリッドスタートアップならではのメリットです。
今後も、この強みを活かしながら、まずは中国市場への進出を皮切りに、海外市場への進出を視野に入れて2019年はさらなるテクノロジーの強化を図っていきたいですね。
同時に、事業領域のなかでもとくにデータにおける事業の拡大も積極的におこなっていきます。2018年にリリースした、パブリックDMP(データマネジメントプラットフォーム)「Fortuna」は、今後展開していくデータを軸にした事業の基盤にあたるものです。この基盤を、2019年はさらに拡大・拡張していくことで、データをコアコンピタンスとして新たな価値を生み出すサービスの提供をしていきます。
事業戦略と推進に関しては、Supership社の取締役副社長として任命したCRO(Chief Revenue Officer)の宮本さん、COO(Chief Operating Officer)の稲葉さんの両名の力でしっかりとリードしていってもらいたいと思っています。

ー取締役副社長CROとして就任された宮本さん、2019年度のSupershipの事業戦略・方針に関してお聞かせください。

宮本:10月度より、取締役副社長CRO(Chief Revenue Officer)、つまり最高売上責任者として、Supershipが掲げる高い売上目標を達成するための収益創出を任せていただきました。
大朝さんからもあったとおり、Supershipには優秀で頼もしい仲間が集まってきてくれていますので、私の仕事はその仲間とともに事業戦略を実行し、目標を達成するという、シンプルですが責任の大きなものになります。
Supershipは、2017年度の実績では274億円という売上高になり、3年間で約35パーセントものCAGR(年平均成長率)を誇る急成長企業です。この成長スピードを決して緩めずに成長し続けていけるように、2019年度は複数あるプロダクト同士の連携や改良をこれまで以上に強化していきます。   

具体的にはScaleOutを中心とした、いくつかのデマンドサイドプラットフォームのプロダクトを、ニーズやターゲットに応じて適切に使い分け、運用を行うことができるよう、チームの体制からしっかりと見直しと整理をおこない、近日進化したScaleOut としてみなさんにお披露目したいと思っています。

もう1つご期待いただきたいのが、昨年度にデータマネジメントプラットフォーム(DMP)としてローンチしたFortunaの拡張をはじめ、今年はデータプラットフォーム事業にさらに本腰を入れていきます。直近で動いているのはSupershipが最も強みとするキャリアデータを活かしたデジタルトランスフォーメーションプラットフォーム(DxP)の開発です。
既にいくつかの企業様でトライアルで導入いただいており、データの正確性には評価をいただいておりますが、更に使いやすいものに仕上がるようお客様の声を聞きながらブラッシュアップを重ねて、近々みなさまにお届けできればと思っています。

同時に、こうしたアドプラットフォーム事業やデータプラットフォーム事業を引き続き推進していくには、広告主様が安心して広告を出稿できるような環境づくりも重要な要素であると思っていますので、アドベリフィケーション専業とするグループ会社のモメンタム社と引き続き連携しながら、広告業界の中でブラックボックスとなってしまっていた部分に「光」をあて、さらなるデジタル広告の透明化に向けて歩みを進めていければと思います。

ーSupershipの取締役副社長COOに就任された稲葉さん、2019年度のSupershipの成長戦略に関してお聞かせください。


稲葉:私は取締役副社長COO(Chief Operating Officer)、つまり最高執行責任者として、Supership全社の事業プロセスや事業成長全般を担うポジションにつかせていただきました。
宮本さんが軍を指揮する将軍だとしたら、私は軍師のようなポジションとして、戦略を練ったり、そのための体制づくりを担うイメージです。
Supershipの成長戦略としては大きく2つありまして、まず1つめはSupershipの強みであるデータのさらなる強化です。唯一無二の強みである「キャリアデータ」というデータ資産だけにとどまらず、グループ内でのデータ資産の一本化をはじめ、先程宮本さんが触れたとおり、今後注力していくデジタルトランスフォーメーションプラットフォーム(DxP)の構築にあたり、アライアンスを結ぶパートナー企業様とのご協力のもとプロダクト設計を進めていくことで、Supershipを「データテクノロジーカンパニー」として成長させる基盤づくりを進めていきます。 

2つめは、Supershipの強みやノウハウを生かしたプロダクト設計です。
昨年にリリースしたECサイト向けの商品広告ソリューション「S4Ads」がその1例といえるのですが、これはSupershipの提供してきたサイト内検索の技術とデジタル広告の知見を掛け合わせたサービスです。このように、これまで独立型プロダクトとして運営してきたプロダクトをSupershipの事業の柱となるデジタルマーケティング事業と連携させることで、さらなる価値を提供できるようなサービスを創出していきます。
Supershipをもっと大きく飛躍させるための土台作りとして、これらの実現は不可欠だと思っていますので、どちらも確実に行っていきたいと思います。

ーこれらの事業戦略や方針について、大朝さんと森岡さんから一言ずつ、お願いできますでしょうか?

大朝:宮本さん、稲葉さんのコンビネーションには大いに期待しています。
5G・IoT時代に向けて、コミュニケーション領域のデジタルシフトは加速し続けています。こうした社会のニーズに応えるサービス提供ができるよう、Supershipは企業のデジタルトランスフォーメーションを実現するためのプロダクトづくりや、ネクストスクリーンと呼ばれるような次世代のデバイスを通じて、ユーザーがワクワクするような新しい広告体験を届けるサービスづくりにも取り組んでいく所存です。
また、事業面だけでなく、働きやすく、働きがいのある会社を目指して社員への貢献も行っていきたいと思っています。
例えば、昨年度から毎週月曜日の午前中を有給にすることができるSuper Happy Monday制度を導入しましたが、社員の満足度は非常に高いようです。これにとどまらず、今後も社内制度の充実化を進めていくとともに、Supershipグループのバリューとして設定している「Be Super」という行動指針のもと、「Super」なメンバーとともにSupershipをもっともっと魅力ある会社にしていきたいです。

森岡:Supershipグループは、大企業のアセットを使いながら、さまざまなプレイヤーとシナジーを生み出すハイブリッドスタートアップです。グループ内だけでなく、KDDIやKDDIグループの各社をはじめ、協業関係を結ぶ楽天、Amazon、LINEなどの大型パートナー、JD.comなどの海外事業における協業パートナー、資生堂様などのナショナルクライアントのご協力をいただきながら、今度も成長をし続けていきます。
2019年のSupershipグループに、是非ご期待ください。

2019年も、Supershipをよろしくお願いいたします!

※本記事は2019年1月4日に取材を行ったものです

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SuperMagazine編集部です。Supershipグループが展開する、正確なデータと国内屈指の広告配信技術を基にした企業のデジタルマーケティングを支援する「マーケティングテクノロジー事業」と、Supershipのデータとデータ活用技術で企業が持つデータや顧客接点の価値最大化を支援する「データイネーブラー事業」に関連するサービスの紹介やクライアント事例をご紹介しています。

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